「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「渡る老後に鬼はなし スッキリ旅立つ10の心得」(橋田壽賀子)

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渡る老後に鬼はなし スッキリ旅立つ10の心得 (朝日新書)

渡る老後に鬼はなし スッキリ旅立つ10の心得 (朝日新書)

 

 「渡る世間に鬼はなし」で有名な脚本家の橋田壽賀子さん。ドラマは一度も観たことはないんだけど、もう91歳なんだね。(・∀・)

「葬儀、仕事、家族、友人、名誉欲、財産、恋愛、夫……持つから鬼になるんです。いつでもお迎えOK、最強の橋田流「終活」とは?」そのエッセンスを紹介紹介しましょう。

 

・2015年の12月から年をまたいで約3ヶ月間、私は大型客船「飛鳥II」で世界一周の旅を楽しんでいました。卒寿を超え91歳2014年に入って仕事の依頼がパタッと途切れたのもなにかの縁、重い腰を上げて始めたのが「終活」です。これまで書いた作品の脚本を整理し、自宅にある洋服やバッグを処分すると、何十年と溜まりに溜まったものがすっきりスリムに、まだ残してある物の処分については「終活ノート」に。
 
・両親は私が20代、30代のときに立てつ続けて亡くなり、親はなし。27年前に夫に先立たれ、夫もなし。うちには子どももいませんし、親戚づきあいもない。それに毎日長電話したり、3時に一緒にお茶を飲むような友だちもいません。天涯孤独、自由気ままな独り身です。誰かのことを心配するおともなければ、誰かに余計な期待をかけることもない。「ない」からこそ心穏やかに最期を迎えられる。今、私はそんなふうに思っています。もちろん後悔も「なし」で人生終えたいものです。
 

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・蔵書の多くは熱海市図書館へ寄贈、新聞の切り抜きは処分。山のような眼鏡は開発途上国に眼鏡を寄付する団体へ
 
私は何も残したくない。死んだ後に何かを残したって意味がない。だから、最近は旅行に言っても以前ほど写真を撮らなくなりました。どうせ私が死んだら捨てられてしまう。それなら撮らないほうがいいかなと。この世から完全に消えてしまうのがさっぱりして一番いいのです。インタビューで「次に生まれ変わったら何をしたいですか?」と聞かれることもありますが、そもそも生まれ変わりたくなんてありません地震の心配や、いつ重い病気に罹るかもしれないという心配をしながら生きるなんてしんどいもの。もう十分すぎるほど生きました。それも生きたい時代に。
 
「葬儀なし〜世間には知られずに死ぬのが理想」「出世欲、名誉欲なし」「仕事なし」「友なし」「親なし」「恋愛なし」「夫なし」「親戚なし」「子なし」「後悔なし」いいなあ!うらやましい!(笑)これぞ!理想の終活だね。いまから読んでおくといいかも。超オススメです。(・∀・)

 

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渡る老後に鬼はなし スッキリ旅立つ10の心得 (朝日新書)

渡る老後に鬼はなし スッキリ旅立つ10の心得 (朝日新書)