酒場のギター弾き 小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「粋な男たち」(玉袋筋太郎)

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粋な男たち (角川新書)

粋な男たち (角川新書)

 

二十年前だったかなあ……年末のラジオ番組「鳴り物選手権」RADIO BERRYFM栃木)に出演して 「平成版クリスマスソング」を歌ったっけなあ。その時の司会が、浅草キッド。プロの芸人にすごさを感じたなあっ!

 

さてこの本はその玉ちゃんの本。「自分のことを「粋な男だ」なんて、まったく思っていないよ。でも粋に憧れる思いは昔も今もずっと変わらないし、多くの偉大な人たちが見せてくれた「粋」を感じる「センサー」だけは持ち続けているという自負はある――」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・今の時代ってのは「粋」っていうものが、極端に少ない時代だと追われないかな?「粋な男か、野暮な男か?で考えたら、完全に野暮な男だらけな時代だとオレは思っている。オレ自身、玉袋筋太郎なんていうコンプライアンスの欠片もない芸名を持つ男けどさ、それでもこの競争の激し良い芸能界で30年以上生きてきた。そこだけは胸を張れる。この間、本当にいろいろなことがあった。でも、敬愛する殿ービートたけし師匠をはじめとして、多くの人たちに助けられて曲がりなりにもここまでやってこられた。多くの先輩、そして後輩たち。あるいは、酒場で出会った名もなき酔っ払いたち。オレは彼らとの交流のなかで、さまざまな「粋」に助けられてきたのだと思う。「粋とはなにか?」「粋な男になる手段はどんなものか?」「粋なき時代を生き抜くにはどうすべきか?」そんなことをこの本で考えてみたいんだ。
 
ビートたけしー。オレの師匠であり、経緯を込めて「殿」と呼んでいる北野武大師匠あの「世界のキタノ」こそ、粋な男の象徴だと思っている芸人として第一線で活躍を続けながら、世界的な巨匠の顔も持っているなんて、並の人間じゃないよ。だけど、殿のカッコよさはこうした偉業だけじゃなくて、今でもバラエティ番組の最前線でバカをやり続けていつことにあると見ているんだ。いまだに「足立区のたけし」として、昔と変わらずに着ぐるみを被ったり、裸になったり、叩かれたり、小突かれたり、スッ転んでみたり……お笑いを徹底的に続けているってこそこそが、殿の偉大さだよね。中学時代に初めてビートたけしオールナイトニッポンを聞いて以来、オレはずっと「たけし原理主義者」として生き続けてきた。高校卒業と同時に弟子入りを直訴して以来、すでに30年以上が経過したよ。玉袋筋太郎という芸名をつけてくれたのも殿だった。
 
・芸名をつけてもらった直後に実家に帰って親父に殿から玉袋筋太郎という名前をつけてもらった」って言ったんだ。そうしたら親父は「それはいい名前だ。おまえ、たけしさんにいい芸名もらったなー」本心からよろこんでいたんだよ。
 
・うちの実家はもともと、雀荘を経営していた。でも、何を思ったのかオレが中学生のときに突然親父が「雀荘はもうやめだ。これからはホモスナック『ふじの』をやる!」と決断する。ほとんどがスーツを着た普通のサラリーマンばかりだった。ほとんどが戦争時代に上官から仕込まれて男色に目覚めたそう。戦争という極限状態のなかで上官から無理やり犯されてしまったんだ。まだ女性経験もない若い少年兵たちは、女性を知る前にまず男性を知ってしまったというわけさ。たまたまオレが店に顔を出したら、ネグリジェ姿の親父に『男の職場に来るんじゃない!』って怒られた。このネタがすごくウケたんだな。
 
NHKには出られない芸名」「殿と一緒に酒を飲む「社長会」」「基本は恩返しの精神」「人生はトラックの荷台のようなもの」「人生には縦穴と横穴が必要」「殿から勧めてもらった最初のビール」「粋かどうかは財布を出すタイミングでわかる」「酒場というのは自己確認の場」「ホームレスの村田さんとの仁義なき戦い」「年金暮らしの越谷のお父さん」「オレの憧れの八百屋のオジちゃん」「職人揃いのプロレスラーたち」「人間臭さ全開のギャンブル、それが競輪」「超高級ソープランド「フォーナイン」の超一流のおもてなし」「スナックとは世界遺産の原生林」「父の自殺の使途不明金」「金銭トラブルで姉夫婦と絶縁」「略奪愛の結果「そして継父となる」」など。

 

いいねえ〜!玉ちゃん!粋でありたいねえ!オススメです!(・∀・)

 

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粋な男たち (角川新書)

粋な男たち (角川新書)