「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「続・下町酒場巡礼」(大川渉 平岡海人 宮前栄)

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 若いころに、居酒屋で一人で飲んでいるオヤジを見て、なんで一人で飲むんだ。あんなジジイになりたくないなあ……と思っていたが、知らぬ間にそんなオヤジになっている自分がウレシイ!(笑)

 

さて、昨日に続き、続編の「下町酒場巡礼」。「人生に酔えないのなら、ひとり酒場で酔っていたい。ひっそりと路地に灯る赤ちょうちん下町を愛する呑んべえ3人が人と店が織りなす光景を切り取った。消えゆく本物の酒場たちに捧げるオマージュ」そのエッセンスを紹介しよう。

 
・前編は46店の酒場を紹介した。本編では42店を訪ね歩こうと思っている。合わせて88店。これは四国八十八か所の巡礼、すなわち「お遍路」にちなんだ店の数である。
本編は大衆食堂も取り上げる。へたな昨今の居酒屋より大衆食堂の方が、下町酒場の雰囲気を色濃く残しているし、ファーストフード店の急増で酒場より以上に食堂の存続が危ぶまれため記録しておきたいと思ったからだ。人生に酔えないのなら、しばし、渋い酒場でひとり酔っていたい。
 
・(大川)この八十八カ所の店は十年もたったら貴重な記録ですよ。ヤンバルクイナと同じで、下町酒場は絶滅の危機に瀕している。
 
(宮前)下町の酒場には、人生の縮図が見えるよね。隠し立てがないというか。銀座や六本木あたりで飲んでいるのとはワケが違う酒場には会話の妙っていうのがあるしね。自然発生的に、そこが、街の文化圏、町内会になる。だから一見さんでも入れる。酒場のある街を歩いていると、人間の肉声が聞ける庶民的で騒々しい「場」が多いと感じるね、下町は。街のとまり木」がなくなっちゃうことが怖いね。
 
「にこいち(江戸川区平井)【閉店】」「なるこや(葛飾区亀有)【閉店】」「魚三(葛飾新小岩)」「赤坂酒場(墨田区東向島【閉店】」「酒屋の酒場(足立区千住中居町)」「馬車道や(中央区京橋)【閉店】」「七二三(なじみ、北区田端新町)【閉店】と神谷酒場」【閉店】」「味の大松(江東区亀戸)」「問屋街酒場(中央区日本橋)【閉店】」「大黒屋(墨田区業平)【閉店】」「江戸政(中央区日本橋)」「西口やきとん(台東区浅草橋)」「大坂屋(江東区門前仲町)」「わか(葛飾新小岩)」「山城屋酒場(江東区南砂=西大島)」「増美屋(墨田区石原)【閉店】」「三幸酒場(足立区綾瀬)【閉店】」「高島屋江東区住吉) 」「伊勢元酒場(江戸川区平井)」 「ささの家(台東区根岸)」「江戸っ子(葛飾区立石)」「大多福(台東区千束)の牛すじ煮込み」「大竹(江戸川区西小岩」「もつ焼きスミダ(墨田区東向島)【閉店】」 「竹屋食堂(荒川区西日暮里)【閉店】」 「ときわ食堂台東区西浅草)」 「吉田屋食堂」(墨田区吾妻橋) 」「まるきん(港区西新橋)【閉店】」 「タイガー食堂(中央区銀座)【閉店】」 「大林(江戸川区小松川)」 「三春屋墨田区押上)【閉店】」 「百尺(しゃくせき・墨田区押上)【閉店】」 「みたかや酒場(江東区森下)」 「丸千葉(台東区日本堤)」など。

 

現時点でも閉店しているトコロが多いなあ……コロナ禍ではなおさらだろうなあ。行かねば。記憶に残さねば。オススメです。(・∀・)

 

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