なにごとにも「表」と「裏」があるよね。「裏」……この淫靡な響き、惹きつけられるよね〜!(笑)(・∀・) そして東京23区にも「裏」があるのだ!
「全世界で記録的大ヒットを飛ばした『全裸監督』原作者、本橋信宏の最新作。消えた売春街、奇妙な殺人事件、裏路地に埋まった"闇"を歩くダークツーリズム。あなたが「住みたい街」の正体とは?」そのエッセンスを紹介しよう。
【世田谷区】
所ジョージは私の中学の2年先輩であった。1969年秋、 文化祭でギターの弾き語りをおこない、ザ・フォーク・ クルセダーズの『イムジン河』の替え歌で『柳瀬川』 というコミックソングを歌った。「やなせーがわ水きよくー ちょろちょろ流れゆくー」。体育館中大爆笑。 すでに天才の萌芽があった。「ああいうのはすぐ消えていくよ」 訳知り顔の知人が所ジョージの行く末を占ったが、とんでもない、 すぐに消えるどころか、 日本のショービジネスでもっとも成功した人物になった。
・2016年度、 東京23区でもっとも犯罪件数が多かったのが意外なことに、 世田谷区だった。(2位新宿区。3位江戸川区)。 端材はスラム街で多発する、という固定観念があるが、 犯罪は高級住宅地を避けて通るわけではない。
【北区】
「桐ヶ丘団地は広いから、いろんな人が住んでました。 家賃は安くて1万くらいでした。『赤羽郷』 というバス停近くは三宅島在住のアメリカ人の海洋学者、 ジャック・ モイヤーさんが三宅島の噴火で避難されていたんですよね。 著名な学者を都営団地に避難させるなんて当時驚いた記憶がありま す。なんせ狭い間取りと閉鎖的な環境ですから」ジャック・ モイヤー博士が調布のアメリカンスクールでも40年以上にわたっ て中高生の教師として活躍、自然と動物の尊さを教えた。 2004年1月、博士は団地の一室で副独自雑した。 妻や個への感謝を記した遺書を残して。
だが人々は自殺の原因を知ると、みな、言葉を失った。ジャック・ モイヤー博士は、少女姦を好む以上小児性愛者だった。 しかも性的強要は40年以上にも及んでいたのである。 なんかには高校生のころから離日するまで数百回にわたり肉体関係 を強要された被害者もいた。 口をつぐむ被害者たちを含めたらショッキングな人数になるだろう 。聖人君子と思われる人物ほど裏があるものだ。 性欲と人格は別物なのだ。
「足立区=キャンディーズのスーちゃんの実家、田中釣具店」「 豊島区=消滅可能性都市」「台東区= ラブホ街と東京オリンピック、ゲイタウン」「渋谷区= 殉職碑がひっそりと、エリートOLの怪事件」「港区= 女性歯科医殺人事件」「新宿区=チューインガムの匂い」「 中野区=阿部定事件」「大田区=オウム逃亡犯の潜伏地」「 品川区=ピンサロと大使館」「千代田区=電気街と美少女」「 板橋区=混沌の街、弥生町資産家殺し」「文京区= しばられ地蔵とキリシタン」「江東区=東京ゴミ戦争」「北区= せんべろの聖地」「目黒区=3つのバラバラ殺人事件」「練馬区= 23区内唯一の牧場」「中央区=築地八宝亭事件」「葛飾区= 東京拘置所の盛り塩」「墨田区=文豪が愛した私娼窟」「荒川区= あやしい地下道を抜けて」「杉並区=疑惑の神父」「江戸川区= 18歳の死刑囚、李珍宇」「平和な街で事件は起きる 筑波大准教授 五十嵐泰正と歩く犯罪現場」など。