「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?経営における「アート」と「サイエンス」」(山口周)

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ワタシは、美術館や博物館が好きなんだよねー! 自分を理解を超えたモノを見て、体験することが好きなんだよねー!♪ (・∀・)

 

さてこの本。「これまでのような「分析」「論理」「理性」に軸足をおいた経営、いわば「サイエンス重視の意思決定」では、今日のように複雑で不安定な世界においてビジネスの舵取りをすることはできない――「直感」と「感性」の時代――組織開発・リーダー育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループのパートナーによる、複雑化・不安定化したビジネス社会で勝つための画期的論考!」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・英国のロイヤル・カレッジ・オブ・アートRCAは、修士号・博士号を授与できる世界で唯一の美術系大学院大学です。2015年のQS世界大学ランキングでは「アート・デザイン分野」の世界第一位に選出されており、資格芸術分野では世界最高の実績と評価を得ている学校と言っていいでしょう。ちなにみダイソン社の創業者であるジェームス・ダイソンは、このRCAでプロダクトデザインを学んでいます
 
・さて、このRCAが、この数年のあいだ、企業向けに意外なビジネスを拡大しつつあるのですが、なんだと思いますか?それはグローバル企業の幹部トレーニング」です。なぜ世界のエリートは「美意識」を鍛えるのか?
 
1 論理的・理性的な情報処理スキルの限界が露呈しつつある
→ 全体を直覚的に捉える感性と「真・善・美」が感じられる打ち手を内省的に創出する構想力や創造力が、求められることになります。
 
2 世界中の市場が『自己実現的消費』へとお向かいつつある
→人類史においてはじめてと言っていい全地球規模での経済成長」が進展しつつあるいま、世界は巨大な「自己実現欲求の市場」になりつつあります。
 
3 システムの変化にルールの制定が追いつかない状況が発生している
→明文化された法律だけを拠り所にせず、自分なりの「真・善・美」の感覚、つまり「美意識」に照らして判断する態度が必要になります。
 
経営における美意識
 
従業員や取引先の心を掴み、ワクワクさせるようなビジョンの美意識」
道徳や倫理に基づき、自分たちの行動を律するような行動規範の美意識」
自社の強みや弱みに整合する、合理的で効果的な経営戦略の美意識」
顧客を魅了するコミュニケーションやプロダクト等の表現の美意識」

 

よおし!エリートになろう!「美意識」を鍛えようっ!オススメです。(・∀・)

 

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