一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「東京藝大物語」(茂木健一郎)

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東京藝大物語 (講談社文庫)

東京藝大物語 (講談社文庫)

 

以前、このブログでも紹介した「最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常」

面白かったよね〜!♪

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最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常 (新潮文庫)

最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常 (新潮文庫)

 

 さあ、この本もいいよ〜!感動だよ〜!「全国から才能が集う東京藝術大学。しかし、アーティストとして名をなすのは十年に一人ともいう。感動すると鼻水を流すジャガー、鳩ばかり描くハト沼、迸る情熱を制御できない杉ちゃん。何者かになろうとあがく彼らの悪戦苦闘、疾風怒濤の日々を、五年間、講師として過ごした著者が万感の思いで描く青春小説」そのエッセンスを紹介しよう。

 
・「これは鼻水です。ぼくが、苦労の末、東京藝大に合格しまして、キャンパスに初めて入りまして、そうしたら鼻がムズムズしまして、その時に、くしゅーんと出た鼻水を、こうやってチューブに入れて、ビーカーの橋から下げております。ぼくはですね、感動すると、集成として鼻水が出るのです。一種の生理現象ですね。子どもの頃から、美しいものを見たりすると、だーっと出るのです。ピカソの絵を、初めて生で見たときは、体中がムズムズして、鼻水が滝のように出ました。だから、ぼくが、苦労してですね、東京藝術大学に合格して、あこがれのキャンパスを初めて歩いた時にですね、出た鼻水を、記念として、取ってあるのであります。つまり、ひとつの、芸術表現といたしましてですね……四浪しました。」
 
・「ある美大の学長が、入学式で言ったそうですよ。君たち、ようこそ、偏差値のない世界へ!と」
 
束芋「にっぽんの台所」
 
芸術の道は厳しい。アーティストとして生きていくのは辛い自分の名前で作品が売れる、それで生活ができるのは、難関、東京藝大の卒業生といっても、せいぜい十年に一人くらいというのが定説だ。いや、そもそも、東京藝大の入試に合格することが、アーティストとして大成することにプラスになるのかどうかも不明である。
 
科学とは、実は、他人の心を思いやることに似ている。科学の正反対は、「無関心」である。たとえば、空の月は、なぜ、そこに、あるのか。月なんて何か知らないけど勝手にそこにあるのだろう、と思っていると、科学する心は生まれない。月の立場になって、ぐるぐると地球を回っているところを想像してみる。すると、月は実は地球に向かって落ち続けているのだという万有引力の法則が、なんとはなしに見えてくる。
 
福武總一郎大衆を鼓舞し、先導し、この素晴らしい国を創るために、アートは存在するんだっ!下手くそな画学生よ、君たちの芸術には、本当は、世の中を変える力がある。それほどアートは、人を煽動する、そして洗脳する。そんな力がある。君らは、アーティストになりたいのか、それとも、作品を通して、世の中を変えたいのか。お前らはこの世の中をよりよいものに変えるために、どういうポジションを、目指そうとしているのか。今日は、私はそれを言いたいがために来た。」
 
 
荒川修作「文明が創り上げた、平らな床の、まっすぐな柱の家に住んでいるから、人間は死んでしまうんだっ!バリアフリーなんて、クソ食らえだ!人間は、そんなところで安穏と暮らしているから、死んでしまうんだこの住宅で暮らしてみろ!絶対に死なないから。このオレも、永遠に生きるんだから!」
 
「お前たち、いいかっ!こんな教室、爆破しちまえ!こんな大学、存在しても意味がないから、お前ら、みんな、ぶっこわしてしまえ!アーティストにとって、美術大学なんて、意味がないんだ。ましてや、こんな、東京藝術大学なんて、通ってもしょうがない学校に、お前ら、よく頼まれもしないのに来ているな!今すぐ、この校舎、自分たちの手で爆破しちまえ!
 

いいなあ!「天才」というコトバに憧れるなあ!浪人して藝大目指してみたいなあ!オススメです!♪

 

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東京藝大物語 (講談社文庫)

東京藝大物語 (講談社文庫)