酒場のギター弾き 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「きょうも涙の日が落ちる 渥美清のフーテン人生論」(渥美清)

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きょうも涙の日が落ちる―渥美清のフーテン人生論

きょうも涙の日が落ちる―渥美清のフーテン人生論

 

 フーテンの寅さんこと渥美清。亡くなってからもう23年経つんだねえ…。時の流れは早いねえ……。

 
自分を語ることの極端に少なかった渥美清がわずかに残したエッセイ3篇と、吉行淳之介安岡章太郎淀川長治森繁久弥和田誠加藤芳郎近藤日出造らとの対談を収録」中でもあの名人芸の口上啖呵売(たんかばい)の一部を紹介しよう。
 
 
なにしろ、あの商売は、なにか一発おどかしてジン(人)を締めなきゃいけないんで…。人の足を止めなきゃならんですから、知能の高い、人間の心理的なことを知っている人が、文句を考えたんでしょうね。
 
「結構毛だらけ猫灰だらけ」「見上げたもんだよ屋根屋のフンドシ」「天に軌道があるごとく、人それぞれ運命てえものがあります。四角四面の豆腐屋の娘、色は白いが水臭い」「白く咲いたが百合の花、一度変われば二度変わり、三度変われば四度変わる。淀の川瀬の水車、誰を待つやらクルクルと、四角四面の豆腐屋の娘、色は白いが水臭い、四谷赤坂麹町、チャラチャラ流れるお茶ノ水、粋なねえちゃん立ち小便……」っていうふうにいきます。
 
黒い品物だとするでしょ。「白い黒いは何見てわかる。色が黒くてもらい手なけりゃ、山のカラスは後家ばかり。色は黒いが味見ておくれ、味は大和のつるし柿。色が黒くて食いつきたいが、あたしゃ入歯で食いつけない」とやるわけです。
 
英語の本なんか売るとき、「見てごらん、ABC、メンソレータムDDTNHKマッカーサーまで書いてある……」出てくるのが古いんですよね。むかし大学ノートに一つ一つ筆記しましてね。こういう口上をうまくやれると、兄貴株になれるらしいんですね。
 
これも古き日本の文化だよね〜!寅さんの映画、観たくなりました。オススメです!(・∀・)♪

 

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きょうも涙の日が落ちる―渥美清のフーテン人生論

きょうも涙の日が落ちる―渥美清のフーテン人生論