日本の音楽界に多大な足跡を残した加藤和彦。ザ・フォーク・クルセダーズ「帰って来たヨッパライ」は日本の音楽シーンにセンセーションを巻き起こし、サディスティック・ミカ・バンドで世界を脅かせ、そしてソロになってからも多くの名曲を残した。彼の自殺したのは、ホントにショックだったなあ……。(@_@)
・(きたやま)“若い”というのはふたつ意味があるんだけど、 ひとつは坂崎幸之助の声を聞いていると“若い加藤和彦” そっくり。だから、彼の声のこともいっている。 聞いていると加藤和彦が復活したみたいじゃない!? 僕は思いとしては「地の底まで落とされても、 地獄の底まで落とされても、這い上がってくる加藤和彦」 を描きたいわけです。
僕は知っています。例えば楽曲ができないとか、 思い通りに物事が展開しない、あるいは友達に裏切られるとか…。 いろんなことが彼の晩年を襲う。 それでも何とか必死に頑張っていて。コンサートで「 みんなに呼ばれて今日は大事にしてもらったし、ほんとに嬉しい」 と。 だから僕はそうとう歯をくいしばって頑張っている加藤和彦を見て いたつもりなんだけど、 最後にちょっと力尽きたかなというところがあったんですね。 きっと。でもそれをみんなには見せていないから。
「あの素晴らしい愛をもう一度」というのは、 ある方に言わすと加藤和彦ときたやまおさむのことではないかと。 それがやがて心が通じなくなっていく……。 彼の最後の悲劇的な結末というのもそうですよね。 誰とも通じなくなっていく“彼”がいたんじゃないかな、 思うんです。
ー加藤さんは亡くなる前にご自分のスタジオの機材などをいろいろ 整理されていて、一枚だけ写真を残されていた。 それがフォークルの解散コンサートの写真だった。で、 実はきたやまさんもその時の写真を持ってらしたという、 あの話には泣きました。通じ合っているんじゃないですか。
・(松山)ソロ時代の加藤、 それ以前のフォークルのアマチュア時代の加藤、それからミカ・ バンドになった加藤。それぞれが極点まで行っているんですよ。 だから常になにか新しいことを探さなくてはいけない運命にいたの かもしれないね。
「タイムマシンにおねがい」「家をつくるなら」は名曲中の名曲だよね。音楽ファン、必読。オススメです!(・∀・)♪