このブログも11年目、通算4420日を超えて、毎日、さまざまな本を紹介しているが、時には、紹介したくない本もある。……この本もそのひとつだ。
ワタシが中三の時のショッキングな事件、三菱銀行人質事件は、1979年(昭和54年)1月26日に三菱銀行北畠支店に猟銃を持った男・梅川昭美が押し入り、客と行員30人以上を人質にした銀行強盗および人質・猟奇殺人事件……。「服を脱げ、脱がんと撃ち殺すぞ!」梅川は女子行員たちを全裸にし、重傷を負う人質の耳を削ぎ落とさせた……。稀代の凶悪強盗殺人犯の実像を抉る迫真ルポ。
そのエッセンスも書きたくないが、忘れてはいけない昭和の事件として残さなければならない。
・「オレは精神異常やない。道徳と善意をわきまえんだけや」梅川 は自分を語るのに、この言葉だけを残した。
「お前ら、ソドムの市を知っとるか。この世の生き地獄のことや。 その極致をお前らに見せたる。あいつの耳を切り取れ」
「15で殺 しをやった。もうあれから15年目の30歳だ。ここらで何か一発 でかいことやらんとあかん」
オススメではないが、ピン!と来た方は読んでみてください。