毎日本を読み始めて、早や20年。年間300〜400冊読むので、すっかり活字中毒だね。(笑)
さてこの本。高校の国語教師の経験もあり、人気作家にしてアンソロジーの名手である著者が教えてくれるのは、ベストセラーに振り回されるのではなく、ゆったりとした気持ちで好みの作品を見つけ、自分だけの本を編む愉しみ。好評を博した特別講義を完全再録」そのエッセンスを紹介しよう。
・アンソロジー〜ある意味のもとに集められた作品集ですよね。『万葉集』も『古今』『新古今』も、そして各種の『文学全集』も……と考えて、本が好きでアンソロジーを読んだことのない人は珍しいでしょう。これが『読むもの』というだけではなく『編むもの』でもある。本好きの人の多くが胸の中に『マイ・アンソロジー』を持っているはずです。好みの詩を、ノートに書き留めていたりね。仮に作品を並べなくても、お気に入りの一節を記憶しているーというのも、頭の中のアンソロジーです。
【澤田隆治が選んだ松鶴家光晴・浮世亭夢若ベスト漫才集】
社員が賃上げ要求に来る。社長が『君達は、働いてる働いてるっていうけど、どれぐらい働いてるか、勘定してみようか』
・一年は365日だね。我が社は、8時間労働。働くのは1日の3分の1だ。君達は年の3分の1、122日間働いていることになる。
・日曜が、年に52日ある。これを差し引くと70日だ。
・土曜は半ドンで26日分。これを差し引くと、44日。
・昼の休憩が1時間。1年365日から、休憩とは関係ない日曜52日、土曜26日、計78日分を引くと、288日。その毎日につき1時間だから、288時間。24で割ると、12日分となる。この休憩時間を引くと、年に32日しか働いていない。
・さらに定期休暇が16日あるから、引いて16日。
・祭日・記念日が年に10日。引いて6日。
・春秋の運動会が2日ある。そこは働いてるかね?働いとらん?だったら引いて4日だ。
・ところで君は、親の法事、女房のお産、腹痛、親戚の不幸で4日休んでる。何だ、一日も働いとらんじゃないか。
ぎゃはは!これ、今やっても、ウケるよね〜! やって欲しいねえ〜!オススメです!♫