「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「プロ野球・二軍の謎」(田口壮)

   


プロ野球・二軍の謎 (幻冬舎新書)


桜の開花宣言も出て、もうすぐ球春到来だねー!ワクワク!(・∀・)


一軍を支え、一軍を目指すプロ野球の二軍は、どんな日々を送っているのか?一軍の状況次第で急遽昇格することもあれば、二軍戦への出場機会ですら一軍選手に奪われることも。調整中のベテランと新人選手が入り交じり、「プロの厳しさ」を肉体的・精神的に学ぶ「二軍のリアル」を元メジャーリーガーの現役監督が解説。さらには、日米ファームチームの違いや二軍の試合の楽しみ方、監督ならではの苦労や裏話も満載」そのエッセンスを紹介しよう。


プロ野球の二軍は独立独歩のチームではなく、一軍の勝利のために存在しています。レストランと農場に例えると、オリックスの場合、一軍監督の福良淳一さんが、球団を経営するレストランの店主だとすれば、僕は直営農場を管理している責任者です。福良さんの一軍レストランが大評判の人気店になるように、おいしい食材を育て、用意しておくのが仕事です。「牛肉が足りない!」「用意してあった立派なトマトに傷が入っていた!」だからどうにか補給しろ、という緊急リクエストが入ります。


日本のプロ野球界で言われる「一軍」とは「出場選手登録(一軍登録)」をさた選手で成り立つチームのことです。1球団につき最大で28人です。このうちベンチ入りして試合に出場できるのは、事前に指名された25人になります。支配下登録選手は70名まで。すなわち70名から一軍の28番を引いた人数ー最大42人が各球団の「二軍」になります。


・線数の昇格・降格は、一軍内での話し合いのあと、僕が西村徳文一軍ヘッドコーチか福良監督からその旨の連絡を受けて、その後、福良監督と球団本部長である長村裕之さんの間で決定されます。球団本部長は、球団現場の実務的なことを統括する立場で、そこにすべての報告が集まります。したがって、ドラフトやFAでの選手獲得も、本部長を中心として話し合いが行われます。


多くの二軍選手に欠けているのは、試合に対しての「集中力」です。たとえば試合中。その流れを見極め「今日は自分がどの場面で、どんな役割を担うか」ということを想像し、準備をしていおくのはプロとして最低限必要。いつ代打で出るのか、代走で出るのかなど「試合の流れを読み切れていない」という「試合に対する集中力」を養うために、二軍の選手は昇格・降格を繰り返し、その大切さを学んでいくのです。


今年は、ジャイアンツの岡本和真がブレイクするかなー!楽しみ。オススメです。(・∀・)


   


プロ野球・二軍の謎 (幻冬舎新書)