「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「プロ野球 球団フロントの戦い」(工藤健策)

   


プロ野球 球団フロントの戦い


2019年、我がジャイアンツは原さんが3度めの監督に就任。大型補強をしたよね。早くもペナントレースが楽しみ〜!!!(・∀・)


人気、成績、採算性……そのすべてに目配りしながらクセ者ぞろいの組織を動かしているのが球団トップ、そしてフロントと呼ばれる人びとだ。本書は、12球団のフロントキーマンたちの手法を紹介し、そのチーム強化術の可否を検証する一冊。球団フロントたちが繰り広げるもう一つのペナントレースから、「勝てる組織」の方程式が見えてくる」その中で巨人軍育成制度を作ったあの人を紹介しよう。


清武英利の巨人軍改革」


・巨人には育成の23選手をあわせて、90人の選手がいる。なぜ、これだけの数の選手がいるのかについて清武は「(選手数が少ないと)試合ができないから」という。


実は、二軍選手の試合数をどう確保するからが選手育成での大問題なのだ。二軍戦は育成選手も出場できるが、年間108試合しかない。プロ野球では500試合に出場して、投、攻、守のほぼすべてのケースに出会えるというが、一般的な選手は一試合2〜3打席で、年間200〜300打席がいいところだ。たとえば外野手の守りひとつをとってみても、打者や投手による守備位置の選定、前後左右の打球の処理、フェンスにあたった打球の処理、走者の位置によって送球する塁の選定など、実戦でのプレーの種類は何千何万とあり、すべてを知るためには、それだけの試合数が必要ということだ。ところが年間の試合数が100程度では、すべてのケースに対応できるようになるまで5年はかかってしまう。


二軍から上がった選手が一軍戦でとまどう理由の大部分は野球センスがないからではなく、個人練習ではどうにもならない実戦での経験が少ないからで、うまくなるためには試合の数が必要だ。巨人は二軍と育成選手だけで2チームができ、試合ができるのだ。


その他、落合博満の功と罪」「阪神タイガースの価値」「日本ハムGMの挑戦」「楽天は球団経営の教科書を残せるか」「西武の呪縛はいつ解けるか」「千葉ロッテの不思議」「王体制ホークスの責務」など。

ああ〜!プロ野球楽しみだね〜!今年こそ優勝だ!オススメです。(・∀・)


   


プロ野球 球団フロントの戦い