「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「江戸商家の家訓に学ぶ 商いの原点」(荒田弘司)

    


江戸商家の家訓に学ぶ商いの原点


日本は老舗が多いよねえ…。世界最古の会社「金剛組があるくらいだからねえ。(・∀・)

この本は、日本の老舗から学ぶ商売の原点。「顧客本位の経営」「投機より本業専念」など、現代に通じる「商いの原点」が江戸にあった。元禄バブルがはじけ、投機型豪商が市場から退場するなか、長期的な視点に立ち、地に足をつけたビジネスを行って、現在に続く老舗ブランド企業の核を築いた人たち―。激変する時代を生き延びた彼らの「商い哲学」から、われわれは今、何を学びとるべきか。老舗の創始者たちが暖簾を受け継ぐ者たちに託したメッセージ。そのエッセンスを紹介しよう。


・商いの道
 何にても
 新法工夫可致候
(商売をするなら、何にでも創意工夫をしなさい)
(『商売記』より 越後屋元祖・三井八郎兵衛高利の言葉)


・人の利するところにおいて我も利する
(相手を得にさせてこそ、自分も利益を得られる)
(5代目伊藤次郎左衛門祐寿『掟書』)


その他「アイディアは顧客満足のために使え〜「越後屋」三井家の訓え」「義を尽くしてこそ家は栄える〜「大丸」下村家の訓え」「本業から逸脱するな〜「キッコーマン」茂木・高梨家の訓え」「ビジネスの中に倫理を持て〜住友家の訓え」「自他の利益を図るべし〜「高島屋」飯田家の訓え」「事業の行き先に国家を見よ〜「三菱」岩崎家の訓え〜」「8割で暮らして2割は貯蓄〜安田家の訓え」「世代を超えた連携プレイ〜「松坂屋」伊藤家の訓え」「商いは社会との関わりを大切に〜近江商人の訓え」など。


なるほどねえ〜!やっぱり伝統の教えって語り続けられるんだねえ。オススメです。(・∀・)


    


江戸商家の家訓に学ぶ商いの原点