またしても私の大好きな絵本作家、斎藤隆介氏と滝平二郎氏のコンビ。斎藤隆介氏は、明治大学の大先輩でもあります。(・∀・)
さて、この本は、いつもの感動モノとは一味違ってユーモラスもの。オニといえば、怖いものと相場が決まっているが、そのイメージが覆る。
「五歳の女の子・ソメコはあそびざかり。オニにさらわれてもこわがるどころか、あそびのさいそく。こまりはてたオニは……ソメコがいなくなって、大さわぎしてさがしているソメコのお父ウのウチへ、オニから手紙がきた」
「ソメコのお父ウよ。ソメコは オレの
岩屋にいるから はやくつれに きてくれ
たすけてくれ、オレは ソメコの相手を
させられて 夜もねられないので
アタマが おかしくなりそうだ
たすけてくれ はやく ソメコを つれにきてくれ
ソメコを つれてかえってくれたら
金の俵を一ぴょう、馬につんでやる
ソメコの お父ウへ
オニより」
いいなあ!斎藤隆介氏の作品の中では異色の絵本だね。親子で楽しめるよね。オススメです。(・∀・)