「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「渇望 性、更年期、そして孤独感」(亀山早苗)


今年、全作品読破を狙っている亀山早苗氏の本。フリーライターとして女性の生き方をテーマに、恋愛、結婚、性の問題に取り組んでいる。この本もまた、赤裸々だねえ…。そのエッセンスを紹介しよう。



・お互いにひと目で惹かれ合っていた。一目惚れというのは、外見ではなく、相手が放つ「何か」を感じ取ることだと思う。双方ともに、その「何か」に強力に惹きつけられ、離れられなくなるのだ。「そうなる運命だった」とも言えるかもしれない。


毎日会いたい、会えば抱かれたい。抱かれると、彼の刻印を押されたようでうれしくて、離れられなくなる。自分でも何がどうなってしまったのかよくわからない、彼と一緒にいたかっただけ


「久々に会ったら、前よりももっと感じてしまって……。いつまでこんなことが続くんだろう。早く枯れたいと心底、思うんです」いっそ枯れたい、という気持ちはわかならくはない。性欲がなくなれば、もっと穏やかに年を重ねられたらと思う。枯れたい、しかし女を折りたくない。この世代はその狭間葛藤するするのかもしれない。


・「夫は彼女との関係が、『性的なことにひきずられただけ』というような言い方をしていました。それが本当だとしたら、私との性生活はつまらかなったということですよね。今になって、そんなことも気になってきて……。『妻』というのは、いったい何でしょう?四半世紀も連れ添ってきたけれど、私は夫の何をしっていたのだろうと思います。」


・「あの女は、たぶん私の知らないような快楽を知っている。女として比べられるのが怖くて、夫とはできないのかもしれません」


・『妻であり母であるという立場上、いけないことだ』と頭では思っていても、自分の心の奥底では嫌じゃなかったこと。『残りの人生を考えたら、そろそろ好きなことをしてもいいんじゃないか』と私の中の悪魔がささやくのです。説明がつかないんですけど、ここで辞めたらむしろ後悔する、という気持ちがなぜか強かった。


…やっぱり男と女は永遠のナゾです。オススメです。(・o・)