「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「もっとコロッケな日本語を」(東海林さだお)


私の大好きな、「天才」東海林さだお氏。(・∀・)


この本で、長年にわたる「ドーダ学研究」の成果を発表しているのだが、それは後半に抜粋を載せるとして…最も感動(?)した文章を紹介しよう。



【野菜株式会社 リストラ篇】


社長 うちもいよいよリストラをやらないとまずいことになった。とりあえず十人リストアップしてくれ。


役員A カボチャ、どうですか。図体でかいからねえ。場所ばーっかとって。


役員D そういえばジャガイモもむさ苦しいクチだな。


役員A いや、あれはなかなか実力はある。苦労人だし…。


役員C けっこうあちこちに食いこんでるよおね、油んとこに食いこんでる。


役員E ポテトチップでしょ、フライドポテトでしょ、コロッケでしょ、じゃがバタ、肉じゃがでしょ。


社長 なんだい、リストラどこじゃないじゃないか。モヤシというのはどうかね。


役員C 日陰で育ったんだろ、体弱そうだね。


役員E タンメンなんかでいい仕事してるけどね。地道に、ね。


役員D レバニラ炒めとかでね。小さいとこでコツコツと手堅い仕事をしている。逆に大きな仕事はできない。


役員E レタス。


役員D 途中入社だよね


役員C カリフラワー、アスパラガス、ブロッコリー、エシャロットなんかと同期です。


役員A あの連中はまずいんだよ。ウチ外資入っているからね。そっちの筋から入ってきたからね、辞めさせるのはちょっと。


役員B クレソン、パセリなんかも?


役員A そう。みんなあんまり働いてないんだけどね。あちら流だから。


社長 タケノコはどうなの。


役員B あれはもともと派遣社員ですし。春先にちょこっと来るだけでしょ。


と、延々と続く。(・∀・) この着眼点がオモシロイ!


さて、氏の提唱する「ドーダ学」はこれを読んでね。オススメです。(・∀・)


ドーダの人々 Part1
http://www5a.biglobe.ne.jp/~yoion/henmi/doda.htm

ドーダの人々 Part2
http://www5a.biglobe.ne.jp/~yoion/henmi/doda2.htm

ドーダの人々 Part3
http://www5a.biglobe.ne.jp/~yoion/henmi/doda3.htm