「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「宇津木魂 女子ソフトはなぜ金メダルが獲れたのか」(宇津木妙子)

今も記憶に新しい、日本ソフトボール女子の北京五輪での金メダル獲得。上野由岐子投手の力投!そして金メダルを獲った瞬間に絶叫したのが、前・日本代表監督が宇津木妙子氏だ。なぜ金メダルが獲れたのかそのエッセンスを紹介しよう。


女子ソフトはなぜ勝てたのか。なぜたくさんの人たちが「感動した」と言ってくださるのか。この本では、私自身の反省もこめて、これまで練り上げてきたリーダー論を、過去の戦いを振り返りながら述べてみたいと思います。みなさんが迷ったとき、何かのきっかけにしていただければ、これ以上嬉しいことはありません。


・「私の一番の願いは、ソフトボールをメジャーにすることです。シドニー五輪では金メダルを獲りたい。メダルと獲れば絶対にソフトを認めてもらえる。監督には選手時代にそういう機会はなかったけれど、あんたたちは頑張ればオリンピックに出られるんだ。こんなメチャクチャに練習をさせる監督は他にいないと思うけれど、メダルを獲るために一所懸命やるから、みんなも頑張ってくれ


こんなに激しい練習をなぜするのか。「根性」をつけさせようと思ったわけではありません。人間にとって「根性」は大事ですが、それは一回の合宿で簡単につくようなものではありません。たとえば、個人ノックをくたくたになるまでやると、力が抜けた状態になります。そのときのボールの捕り方が最高の捕り方なのです。あるいは手が痛くなるまでバットを振らせて初めて力を抜ける。それがバッティングなのです。倒れる寸前まで練習を積んで、一瞬で体得する技術があります、それが絶対に必要なのです。


・私の一日は、両親の位牌にお水をあげて手を合わせるところから始まります。今日はこんなことをします、と一日の行動を両親に報告して「選手たちに怪我のないよう、事故のないよう守ってください」と選手全員の名前を言う。それから一時間のランニングをします。これは高校一年生のときから続けている日課です。毎日走るのは、ある意味で自分に対して願掛けをしているようなものです。自分を痛めつけていないと安心できないようなところがあります。それも弱さなのかもしれません。何もしなかったら、選手の前で堂々としていられない気がするのです。


はあ〜!やっぱり勝つのには勝つ理由があるんだね。すべてのリーダー、経営者必読の本。オススメです。(・∀・)