- 作者: 筒井 康隆
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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さて、中学生の時、夢中になったSF作家がショートショートの星新一氏。そして次いで好きになったのが、筒井康隆氏だ。25年ぶりに氏の著作を読みました。それがこの抱腹絶倒のこの本!現代語をエスプリと毒たっぷりに定義しなおす前代未聞の書。その一部、「あ〜く」までのエッセンスを紹介しよう。
・あいさい【愛妻】妻の方は何とも思っていない。その証拠に「愛夫」という言葉はない。
・アウトサイダー【outsider】密造の清涼飲料水。
・いくじなし【意気地なし】女が唇を突き出しているのに額にキスするやつ。
・いのち【命】失う寸前になってその真価に気づく持ち物。
・イヤリング【earring】「ヤ」の書き方で「イカリング」と読める。
・いろけ【色気】妻以外の女に感じるもの。
・エジプト【Egypt】吉村作治の収入源。
・エヴェレスト【Everest】エヴェルやエヴェラーよりも高い山。
・エンジニアリング【engineering】技術者のはめている指輪。
・オアフとう【オアフ島】相撲取りの産地。
・かき【牡蠣】牡蠣食えば腹が鳴るなり食当たり。
・かき【柿】隣の客がよく食う果物。
・かたつむり【蝸牛】なめくじを見て、「おっ。凄いストリップだ」。
・かちょう【課長】自殺率の高い中間管理職。
・きょう【今日】生きてこられた確認ができる最後の日。
・きょくち【極地】北極と南極があって。なぜ東極と西極がないのか、これひとつの不思議。
・くじら【鯨】昔、寝坊だったのでこの名がついた。「おい起きろ。もう、九時ら」
・ぐち【愚痴】病院の待合室にいっぱいこぼれているもの
・グリムどうわ【グリム童話】白雪姫の処女膜には、七つの小さな穴があいていた。
・クレヨン【crayon】いやだよん。
言葉は世につれ変わっていくからこれくらいのユーモアが必要だよね。おせち料理に疲れたらページを開いて見てね。おもわず笑っちゃうよ!おススメ!(^v^)