「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

CINEMA〜25年ぶりのリメイク…『転校生 さよなら あなた』

lp6ac42007-07-05

『転校生 さよなら あなた』 原作:山中恒「おれがあいつで あいつがおれで」
監督:大林宣彦  主演:蓮佛美沙子(新人) 森田直幸 
オフィシャルサイ http://www.tenkousei.net/top.html


今年29回目の懸賞当選は、映画のチケット。久しぶり〜!(^^♪


大林宣彦監督の尾道三部作・青春映画の不朽の名作『転校生』は1982年。当時の主演は小林聡美尾美としのり。それが25年ぶりにリメイクされた!
同様にリメイクされた犬神家の一族の様にストーリーは同じものかと思っていた。しかし、時代も設定もほとんど違う。全く別の作品としてみるべきだろう。舞台も尾道から信州へと場所を移している。


信州に転校してきた斉藤一は、転校してきた中学で幼なじみの斉藤一美と再会する。二人にとって思い出の場所である“さびしらの水場”へと足を運ぶ。その際誤って、二人は水の中へ転落するのだが、気がついたとき、一美は一夫へ、一夫は一美へとその身体が入れ替わっていたのだ!(^^♪

前半は、抱腹絶倒!笑った笑った!お互いの異なるカラダと趣味と友人と家庭や環境に戸惑いながらお互い、助け合っている内にお互いの愛情が芽生え始めるのだが…、そのとき、一美になった一夫のカラダに異変が起きる…。
副題の『さよなら あなた』の意味は、後半によく分かる。

現代風になっているのは、ケータイを持っているということ。そしてお互い彼氏と彼女がいることだろうか。初代『転校生』のラストも切ないものだったが、このリメイク版のラストの切なさは、なんともいえない…。複雑な気持ちだ…。(T_T)


ヒロインの蓮佛美沙子がいいね〜。大林監督の好みなんだろうね〜。(^^♪ 透明感があるし、女性と男性の演技のギャップが惹きつけられる。ピアノのシーンや挿入歌も胸を打つ。ホロリとくる秀作だ!