「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「アクマの宝物」(土居伸光)

 

今年出会った本のなかでひときわ良かったのが、土居伸光さんの一連の本。不思議な輝きと読後感が残った。

 

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さてこの本は、著者のデビュー作とのこと。タッチがぜんぜん違うんだけど、これまた惹き付けられました。

「人間の苦しみの本質は自らが作り出したお金で、お金が一人歩きをしてこの世界を支配しようとしている。そこで、お金に依存しないシステム創りが始まった。現代の神話とも呼ぶべき物語を通して、人のあるべき生き方を描く」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・『いい加減、任せきれということじゃ。石とは意志で一四の時、そなたらの意志が働かなくてはならんということを石を通して教えておるのだぞ。人間の意志大切ぞ。意志働かざれば、此度の大変乗り越えられんぞ。 目の前にある石、自らの意志じゃと思うて大切にしてくだされ。そなたの意志は、目の前の石ように硬くはあるまい。
 
・『四国の仕組み、教えるぞ。八十八カ所とは、ハッハッハツ、という意味じゃ」――ハッハッハッ?あを一として順番に番号を付けていけば、最後のわは、十になるな。一から十揃って始めて完全なものになるのじゃ。一のあから十のわに繋がることじゃ。四国に阿波の国あるな。阿波とは完成のことじゃ今回の仕組みの完成のことを表わす地のことぞ」
 
・「そうじゃな そのことご苦労であるぞ。もう一つ誰という名について知らすぞ。神の形は、数字で表されるぞ。○、一、二、三、四、五、六、七、八、九、十が神の姿ぞ。そなたら人間とは、その中の一から八 の世界に住むもののことを言うのだぞ。一か八かと賭け事のような生き方をしている世界がそなたらの世界じゃ。
 
そなたらの構造は、肉体と霊体によりて成り立っておる肉体は食べ物を食べて育つが、霊体は、そなたらが話す言葉を食べて育っておるのじゃ。言葉悪ければ、心は育たぬということはこのことじゃ。これからも言葉、 なりふり、十分に構うてやってくだされや。世の中乱れしは、この言葉大切ということを。

 

語呂合わせって強引なカンジがするけど、意味があるんだろうなあ。さあ、アクマの宝物ってなんだと思う?気になる方は読んでね。オススメです。