「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ドンキにはなぜペンギンがいるのか」(谷頭和希)

二年前に福岡に9ヶ月滞在していた。天神からすぐの今泉のドン・キホーテの裏のマンスリーマンションに住んでいたから、通勤路なので毎日のように通っていた。東京に例えると、六本木のドンキの裏、みたいな繁華街。
それから以前は、「MEGAドン・キホーテ」に「Dr.Fry」が採用されていたので、の広報の方から依頼を受けて揚げ物売り場に、ワタシのプロモーション映像が流れていた。買い物に行って売り場に自分の動画を見るって、なかなかない経験だよね。(笑)
 
さてこの本。
「32期連続増収を続けるディスカウントストア、ドン・キホーテを巡った。そこから見えてきたのは、チェーンストアを中心にした現代日本の都市の姿と未来の可能性である。ドンキの歴史や経営戦略社会学や建築の視点から読み解きながら、日本の「いま」を見据える」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・ドンキを運営するPPIH(パン・パシフィックインターナショナルホールディングス)は2022年六月に創業から三十二期連続増収という、企業としては驚異的な記録を達成しました。
 
ドンキの強みは、外国人観光客向け需要(インバウンド需要)ですが、新型コロナウイルス響で外国人旅行客は大幅に減少。ドンキのみならずさまざまな小売店がその影響を被っただけに、このニュースは小売業界を驚かせたに違いありません。
 
しかし、ドンキは小売業界のなかでは決して正統派の存在ではありませんドンキはその異質な経営手法。同じチェーンストアでもコンビニやスーパーマーケットなどの整然とした陳列とは大違いでしょう。実際にドンキは、通常のチェーンストアに対する逆張り(逆のことをやること)」をその経営の特徴としています。日本の多くのチェーンストアが所属する日本チェーンストア協会所属していないこともそれをよく表しています。
 
「チェーンストア」とは異質の方向性を目指しながら、しかし同時に「チェーンストア」として一 大勢力を築くドンキ。そんな現代のチェーンストアの特徴的な姿を表すドンキを考えることは、「日本のチェーンストア」、ひいては「チェーンストアであふれた日本」について考えることにもつながるのではないでしょうか。
 
・ドンキにはドン・キホーテと書かれた大きな 目立つ看板があるわけでドンペンのような飾りは、ほんとうはなくてもいいはずです。では、ドンキはどうしてドンペンを置いているのでしょうか。 
 
・理由の一つとして考えられるのは、「ドンキを目立たせたい」ということです。 ドンキの創業者である安田隆夫は、ドンキを運営する前、その源流であるディスカウント ショップ「泥棒市場」を経営していました。これもまた、少しギョッとするような奇抜な名前です。安田はその自伝『安売り王一代』のなかで、その店名について「とにかく目立ちた」いためにこう命名したと語っています。泥棒市場は名前を変えてドンキになったわけですから、ドンキはその歴史のはじめから「目立つ」ことを意識してきたここでが立ち並んでいました。だからこそ、ドンペンのオブジェが置かれたのです。
 
ドンペンは、1998年に店舗のPOPライターによって生み出されたマスコットキャラクター。南極 生まれ東京育ちのペンギン。
 
名前 ドンペン
誕生日 9月8日
性別 男の子
特徴 ミッドナイトブルーの体にナイトキャップをかぶっている
身長・体重・スリーサイズがすべて88㎝(㎏)のプロポーションをしている。
趣味 ドンキめぐり 夜のお散歩
 
ドンペンプチ情報 ドンペンは数匹存在する説 その土地によって様相が異なる説
 
・ドンペンには、ガールフレンドである「ドンコ」そしてほとんど知られていないと思いますが、弟の「ピカペン」などいくつかの仲間がいます。おそらくピカペンは、ドンキの系列店ピカソから採られている名前だと思うのです。
 
・ドンペンがかぶっている帽子はサンタ帽であり、その理由はドンペンがかつてサンタクロ ースのバイトをしてい たためだ といいます 。
 
ドンペンはなぜサンタ帽をかぶるのか。サンタクロースとは死者の世界と生者の世界の間の 交通を良好にして、死者と生者をつなげる象徴でした。そしてこれは、砂時計型形象が外側(=生)と内側(=死)の二つの世界を融和させ、渾然一体とさせようとしたことと同じではないでしょうか。つまりドンペンとは、そのサンタ帽と短い手を広げた姿によって「内と外」や 「生と死」という異なる世界を融和させる力をそこに秘めているのではないか
 
・ドンキのテーマソング「Miracle Shopping (ミラクルショッピング)」です。
この曲は、ドンキの元社員で、現在は経営コンサルタントを務めている田中マイミが作詞・作曲・歌っています。なぜ「ジャングル」という言葉を使うのか?ドンキの店内の通路が非常に複雑で、「ジャングル」のようだ、ということです。そこに予期せぬ商品との出会いが生まれる。
 
ヴィレッジ・ヴァンガードの創業者である菊地敬一は「今やってるような異空間的な商品の並べ方は、別に会議を開いて決めたというわけじゃないんです。僕と女房が2人で店をはじめて、その時客で来ていた人がアルバイトになって、そのうち社員になって、という風に今まで来てるんですが、 その中で自然と伝承されてきたやり方なんですよ、いわば、自然発生的な。自然発生的にできたものって、計画されてできたものよりも楽しいですよね。よく、スーパーマーケットでやっているような、明るくきれいで整然としたプレゼンテーションは、もうみんなつまらないと思ってますから。宝物を掘り当てる楽しさがない。
 
「宝物を掘り当てる楽しさがないといけない」というのは、ドンキの複雑な通路 や、圧縮陳列の重要なテーマとなっています。」などから抽出したものです。「よい」よりも「おもしろさ」を追求しています。
 
・「おもしろい街はない。おもしろく街を見る目があるだけだ」
 
やっぱりいいよねー!ドンキは。楽しいもんね。超オススメです。(^^)