一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「ロッテを創った男 重光武雄(辛格浩)論」(松崎隆司)

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ロッテを創った男 重光武雄論

ロッテを創った男 重光武雄論

 

 ワタシが子どものころ毎週観ていたテレビが「ロッテ 歌のアルバム」玉置宏さんの「一週間のごぶさたでした!」「お口の恋人・ロッテ」がいまでも耳に残っているよね。(・∀・)

 
さてこの本。そのロッテの創業者、重光武雄。生涯2つの名前を使い分けた重光武雄の経営者としての人生を通して、ロッテがいかに育まれていったのか、隠された秘密を可能な限り解き明かす。そのエッセンスを紹介しよう。
 
・経営者としての重光を見た場合、いくつかの特徴がうかがえる。まず「発明」よりは「改良」に重きを置き、品質でトップを目指すものづくりへのこだわりである。その根底には沈思黙考して得られたアイデアがある。これは日本企業に見られた「模倣と工夫」の精神に通ずるものだが、それを徹底した。重光の真面目で働き者という性格が背景にある。
 
重光は自らの成功の要因を「一生懸命に働いたこと」「誠実であること」「嘘をつかないこと」と繰り返している。特別なものはない、日常の心掛けと実践の積み重ねが大切なのだという。それでも、節目での決断の際には、オーナー社長らしい思い切りの良さが見られる。本書では重光武雄の経営者としての人生を通して、ロッテがいかに育てられていったのか隠された秘密を可能な限り解き明かしていきたい。
 
「できることなら、作家になりたい。それがダメなら、ペンで身を立てるジャーナリストに……」と話しているように、石川達三井伏鱒二など著名作家を輩出した早稲田大学の文学部に入りたかったのかもしれない。
 
・もはや文系の学部を選ぶことはできない。戦況が悪化している中で、言論統制は日増しに厳しくなっていった。「文学では食えない。何か技術を学んで発明家にでもなったほうが出世の近道ではないかと進路の変更も考え初めていた。結局、早実を卒業後、43(昭和18)年4月からは3年前に新設されたばかりに早稲田高等工学校応用化学科に入学する。夜間3年制の各種学校として、勤労青年を対象に工業技術を教育していた。ちなみに重光が入学した年の秋に卒業した同国人に、統一教会創始者文鮮明がいた。
 
・「確か最終的に3つの社名が候補にあがりましたが、そのうちの一つが私の愛読書でありました若きウェルテルの悩み』で、ヒロインのシャルロッテは永遠の女性であり、誰からも愛されたことに感銘して社名とすることに決めました
 
「不況期こそ実力差が現れる。今日だけを切り抜ける目先だけの商売はするな。いまこそ将来への布石の時」
 
その他、「ひかり特殊化学研究所を設立」「化粧品からガムに進出」「株式会社ロッテ誕生」「ガム博士」手塚七五郎の入社」「ライバル「ハリス」の沿革」「アイデア商品でヒットを連発(竹のストローを同封した三角形フーセンガム)」「日本一奪取を支えた2つのガム(カーボーイガム、グリーンガム、)」「「お口の恋人」ロッテ歌のアルバム」「皆が反対したチョコレート生産」「東京五輪大会を前にマナーを徹底」「映画界のドンを救った球団買収」「野球を知らない球団オーナー」金田正一監督起用の舞台裏」「ロッテ第三の柱、キャンディ」「アイスクリーム進出の決め手は植物性」「第五の柱はビスケット」「彼岸の重化学産業への進出」「日韓逆転、ロッテ財閥への道」「ロッテワールドは重光の集大成」「重光武雄の経営論」など。

 

スゴイなあ……こんなリアルなドラマがあったのか!ロッテを見る目が変わるね。オススメです。(・∀・)

 

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ロッテを創った男 重光武雄論

ロッテを創った男 重光武雄論