
この本、いいなあ。読み進めながら涙が出てきたよ。感動したなあ!!!(T_T)
「賢くて、いつもみんなに頼りにされているアナグマが、冬が来る前に「長いトンネルの むこうに行くよ さようなら アナグマより」という手紙を残して死んでしまった。悲しみにくれる森の動物たちは、それぞれがアナグマとの思い出を語り合ううちに、彼が宝物となるような知恵や工夫を残してくれたことに気付いていく。そして、春が来る頃には、アナグマのことは楽しい思い出へと変わっていった」そのエッセンスを紹介しよう。
アナグマはかしこくて、物知りで、困ったときは、いつもみんなを助けてあげて頼りにされています。そして死ぬのが、そう遠くはないことも知っています。
アナグマは、死ぬことをおそれてはいません。死んで、 からだがなくなっても、心は残ることを、知っていたからです。だから、 前のように、からだが いうことをきかなくなっても、くよくよしたりしませんでした。 ただ、あとに 残していく後だちのことが、気がかりで、自分がいつか、 長いトンネルの むこうに行ってしまっても、あまり悲しまないようにと、 いっていました。
・ある日のこと、アナグマは、モグラとカエルのかけっこを見に、山に登り ました。その日は、とくに年をとったような気がしました。 あと一度だけでも、 みんなといっしょに、走れたらと願いましたが、 アナグマの脚では、もう むりなことです。それでも、友だちの薬しそうなようすを、 ながめているうちに、自分も、しあわせな気もちになりました。
後になって、アナグマは家に帰ってきました。 月におやすみをいって、 カーテンをしめました。それから、地下の部屋に、ゆっくりおりていきました。そこでは、だんろがもえています。
夕ごはんをおえて、つくえにむかい、手紙を書きました。 ゆりいすを だんろのそばに引きよせて、静かにゆらしているうちに、 アナグマは、 ぐっすり、ねいってしまいました。そして、ふしぎな でも、すばらしいゆめを見たのです。
おどろいたことに、アナグマは走っているのです。目の前には、 どこまでも つづく長いトンネル。足はしっかりとして力強く、もう、 つえもいりません。 からだはすばやく動くし、トンネルを行けば行くほど、 どんどんはやく 走れます。とうとう、ふっと地めんから、 うきあがったような気がしました。 まるで、からだが、なくなってしまったようなのです。 アナグマは、すっかり、自由になったと感じました。
つぎの目の朝、アナグマの友だちは、 みんなしんぱいしてあつまりました。
かな L アナグマが、いつものように、 おはようをいいにきてくれないからです。 キツネが悲しい知らせをつたえました。 アナグマが死んでしまったのです。 そして、アナグマの手紙を、みんなに読んでくれました。
長いトンネルのむこうに行くよ さようなら アナグマより
カエルはスケートがとくいです。スケートを、 はじめてアナグマにならった 時のことを話しました。アナグマは、カエルがひとりで、 りっぱにすべれる ようになるまで、ずっとやさしく、 そばについていてくれたのです。
いいなあ……ジーン……。(T_T) こんなふうに思い出を残していくんだね。いいなあ。ワタシも「てるてるソング」で、みんなに楽しい思い出と笑いを残していきたいな。じわじわとやさしさが伝わる絵本です。超オススメです。

