「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ラー油とハイボール 時代の空気は「食」でつかむ」(子安大輔)

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ハイボールがブームになってもう何年くらいだろう!?あっという間に飲み屋のレギュラーメンバーになったよね。 そして食べるラー油」。桃屋で働いている友人に根回ししても手に入らないくらいブームだったよね〜!(・∀・)

 
さてこの本。「「食」に関する様々な現象を読み解くと、人々の心理的変化が見えてくる。ハイボールはなぜ大ヒットしたのか。「食べるラー油」を生み出した、「ずらし」の発想とは何か。飲み放題で店が儲かる仕組みとは――飲食業界のコンサルタントとして活躍する著者によるクリアーな分析から次々浮かび上がるのは、あらゆるビジネスに通じるロジックと発想法である。おいしくておもしろい、舌と脳に爽快な刺激を与える一冊」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・本書の狙いは、単に食の最新トレンドを伝えることではありません。食に関して現在起こっている現象を読み解いていくと、その背後には、いつの間にか起こっていた人々の心理的な変化が潜んでいることがあります。生きていく上で避けては通れない「食」というものを通じて、私たちの「今」を見ていくことにしましょう。
 
「若者のビール離れ」が話題に上ることもありますが、ビールの後の二杯目に何を飲むかという点ですなぜ一部の中高年男性はウーロンハイ、レモンサワー、焼酎水割りを飲んでいるのか。一つには、飽きることなくダラダラと飲み続けられるからという理由がありそうです。ある種の「惰性飲用」とでもいえるかもしれません。その意味では「ビールの後の二杯目」というポジションには、生活者から強く支持されているアイテムがあるわけではなく、マーケティング的にはチャンスが隠れていると言えるでしょう。そこに、活きの良い新参者として入り込んだからというのも、ヒットの大きな要因であるように思います。
 
奇跡のリンゴ」の木村さんのリンゴは何が優れているのか。それはストーリーです。リンゴとともに木村さんの人生論や人生哲学までをもしみじみと味わっているというわけです。AKB48もコンセプトの「会いに行けるアイドル」という親近感や、秋葉原の街との相性の良さなどが挙げられるでしょう。エルメスのバッグ、シャネルの香水、ザ・リッツ・カールトンホテルのサービスなどでは、どんな経緯で商品が誕生したのか、過去にどんなエピソードがあったのかなどがユーザーに共有されていることが多いものです。そしてこの方法論は、安心・安全という側面が重要な農産物にとっても、極めて有効なものになるはずです。他にも、生産者がブログを通じて畑の状況を日々更新して、生育状況や想いを発信していくことも非常に有効でしょう。
 
「自分はなぜこの商品を作っているのか」「この商品にはどんな想いが詰まっているのか」を生産者側はきちんと提示し、受け手もそれに納得して「だから自分はこの商品を買っている」という状況を作ることができれば、両者は強い絆で結ばれるはずです。
 
「売り切れです」が長所になるとき、夜に食べる「朝ごはん」とは、食べるラー油は「リミックス」の産物だ(「かける」→「食べる」への「ずらし」)など。

 

これからは何が流行るんだろう!?昔ながらの町中華」「街中華」がキているがするんだけどね〜!オススメです。(・∀・)

 

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