「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「冥界からの電話」(佐藤愛子)

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冥界からの電話

冥界からの電話

  • 作者:愛子, 佐藤
  • 発売日: 2018/11/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

緊急事態宣言中のヒキコモリの「私設図書館」で送られた中にあった本。こんなシチュエーションで、オモシロイ本に出会えるっ!ウレシイなあ!(・∀・)

 

信じられないかもしれませんが、これは本当にあった話です。95歳の著者が実体験から伝える渾身のメッセージ。ある日、死んだはずの少女から電話が掛かってきた。しかも一度ならず、何度も。そして、生きていた頃と変わりのない声で会話を交わす。
数々の超常現象に見舞われてきた著者が、友人の医師から聞いて巻き込まれた不思議な出来事。一体これは何なのだろう……。死は人生の終点ではない。肉体は消滅しても魂は滅びない。死後の世界の真実を伝えたい、95歳の著者最後のメッセージ」そのエッセンスを紹介しよう。

 
・「ひふみが生前、こんなことをいったことがあるんです。お兄ちゃん、わたし好きな人がいるのって。だけど付き合うことはできない人。年がすごく離れているの身体は大きい人。お兄ちゃんの名前と字が一つだけ同じなの、ってね」
 
・「どこか痛いとか、苦しいところはないの?」死ぬまでは痛かったけど、死んだと思った時から痛くなくなりました」「お腹は?空いたりしない?」「お母さんが毎日、白いご飯を炊いてくれてるから、それだけでもうお腹はいっぱい」お腹いっぱい?肉体はないのに?
 
・「わたしねえ、先生、時間というものがわからなくなってるんです」
 
・「……いいところへ行ったんですよね。すごくいいところへ行ったんだけど……今、それが夢の中みたいでぼーっとしてて……この世のことは全部、今思い出せるんだけど……」
 
空はあります。いつも青く晴れている。夜はない。地面にはいろいろな花が咲いている。けれども大きな木はない。言葉は使わずテレパシーで意思を伝え合う。ここはすごくいいところです、とっても爽やかで苦しいことは何もありません。「なんかね、白い服来てるんですよ、皆さん。それが綺麗な女の人ばっかりなんです。男性は一人もいない。あ、でも白い犬が一匹います。オスです。犬だけど、なんだかわたしより偉いような気がするの」「わたし、今までは一番下ッ端だったんだけど、今度、新しい人が来たの。それでわたし、ちょっと上がったの」
 
ミュンヒハウゼン症候群って病気があるんだね……。それにしても不思議にリアルだ。霊界じゃないんだよね。冥界なんだよね。あの世ってこんな世界なのかもね。オススメです。(・∀・)

 

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冥界からの電話

冥界からの電話

  • 作者:愛子, 佐藤
  • 発売日: 2018/11/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)