「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「丸亀製麺はなぜNo.1になれたのか?」(小野正誉)

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丸亀製麺はなぜNo.1になれたのか? 非効率の極め方と正しいムダのなくし方
 

その昔はなまるうどんが誕生して、本格的な讃岐うどんが安く食べられるなあ!って思っていたら一気に丸亀製麺が登場して一気に店舗数が日本一になってしまった!!!!(・∀・)!!!!いまではどこにでもあるよね〜!

 

さてこの本。なぜ丸亀製麺」が日本一のうどん屋さんになれたのか?そのヒミツがここにある。そのエッセンスを紹介しよう。

 

丸亀製麺には年間1億5千万人以上のお客様が訪れます。日本の外食産業全体の規模は約25兆円。うどん・そばのマーケットは1兆円、丸亀製麺の売上は約904億円、800店舗、うどん業界ではダントツの1位を独走中です。(2位のはなまるうどんは480店舗、270億円)、2014年以上丸亀製麺では既存店の売上高は40ヶ月以上対前年比100%以上を達成しています。なぜ丸亀製麺トリドールが業界ナンバー・ワンになれたのでしょうか。それは他社との競争を重視しなかったことが最も大きな理由かもしれません。

 

・あまり知られていませんが、本場の讃岐うどんの多くの店ではオーストラリア産の小麦粉を使っています。実は讃岐うどんがおいしいと言われるようになったのは、オーストラリア産の小麦粉を使うようになってから。讃岐うどん独特の強い弾力のある歯ごたえは、オーストラリア産の小麦粉によって生まれているというのは意外かもしれません。一方、丸亀製麺は「きたほなみ」という北海道の小麦粉のみを使っています。いろいろな小麦粉を試してきましたが、今は「きたほなみ」だけを使い、こだわりの挽き方でオリジナルの小麦粉を生産しています。

 

社長の粟田貴也は元々麺職人ではなく、兵庫県で焼き鳥店を創業した人なのです。焼き鳥店を開業した24歳のとき、焼きとりならぬ閑古鳥が鳴く状態でした。悩んだ粟田社長は「大衆性・普遍性・小商圏対応」の3つ、「地元密着型で、幅広い年齢層のお客様が日常的に足を運び食事を楽しめるお店」が長く生き残るということです。「大衆性・普遍性・小商圏対応」といった王道の中で、差別化を図る道筋を見つけるのが、長く売れ続ける秘訣なのです。

 

丸亀製麺がしていることは効率的ではありません経営コンサルタント店内を見たら
即ダメ出しされるでしょう。「客席を減らしてでも製麺機は置く」と貫いてきました。

 

丸亀製麺は、年に一、二度しか行けないような数万円の料理を提供する高級店ではありません。一杯290円のうどんを提供するお店です。しかし、その一杯のために膨大な手間暇をかけています

 

丸亀製麺が選んだのは「脱競争」です。原価をしっかりかけ、高単価でかつ高付加価値のメニューを出して集客を図ることにしたのです。

 

・他社の動きを読んで先手を打つとか、他社より好条件の立地を狙うといったことはほとんどしていません。理由は、他社に勝つことを目標にしていないからです。粟田社長は「どこの会社も同じような調査をしているから、結果として他社と同じ路線を歩んでしまう」と考えています。丸亀製麺は「他社が面倒だと思ってやらないこと」「他社が捨てた方法」を拾い上げて実践しています。

 

・粟田社長は「お客は来ないもの」とよく言っています。来ないお客をいかに来させるか、売れないものをいかに売るか。それが今のビジネスの命題です。「お客は来るもの」なのか「お客は来ないもの」なのか、どちらの認識からスタートするかによって、ビジネスのあり方はまったく違ってきます。

 

その他、「オープンキッチンのライブ感」「全国のお店の味をチェックしているのはたった一人」「丸亀製麺、国内で一番売れているお店はどこか?」「入社式はハワイで!?」「すべては現場で起きている」など。

 

 なるほど!あのライブキッチンはワクワクするよね〜!あ〜食べたくなった!オススメです。(・∀・)

 

 

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丸亀製麺はなぜNo.1になれたのか? 非効率の極め方と正しいムダのなくし方