「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「愛しの街場中華 『東京B級グルメ放浪記2』」(鈴木隆祐)

昭和30年代の最後の年に生まれた私は、やはり昭和の香りが大好きだ。そしていまでも残る昭和の雰囲気ただよう街中の中華料理屋さん。なんともいえないノスタルジーを感じるのだ。(^^)


さて、この本、「街場中華」に魅せられてウン十年の著者が、孤独の胃袋を抱え、今日は半チャンラーメン、明日はレバニラと、東京の中華を西へ東へ食べ歩く。食事のお供は、もちろん瓶ビール。読めば満腹感間違いナシ!そのエッセンスを紹介しよう。


・居酒屋の赤ちょうちんが呑ん兵衛の心をわしづかみにするように、赤い軒先テントを張りだした「街の中華屋」の佇まいにグッとくる人は多いだろう。赤い生地に白抜きの文字で「中華料理」と染め抜かれた暖簾を見ると、どんなに満腹でもしげしげと中の様子を覗き込んでしまうのだ。「わかっちゃいるけどやめられない」のだ。


特に下町の「街場中華」にふらっと立ち寄ると、居酒屋代わりに利用するシニア男性の多さに驚かされる。ファミレスやコーヒーチェーンなどの台頭で、街から大衆食堂や喫茶店が消えてしまった。そんななかで、リタイアしたオジサンたちが気兼ねなく明るいうちから酔えるのも、もはや「街場中華」くらいなのだ


行列もできないし、女子で賑わっていなくても「街場中華」は独身の学生や労働者、はてはオジサンたちのハートをがっちりつかんでいるから持続力がある。実にしぶとい存在なのだ。本書はそんな「街中」へのぼくの思いの丈を綴った、エッセイともルポともつかない代物だ。


「千成亭」「千成飯店」「復興軒」「五十番」「上海亭」「中華厨房かたぎり」「ラーメンえのき」「来華」「紅華」「千成飯店」(平井)「福福中華そば」「ラーメン餃子三平」(小岩)「二木亭」(北池袋)「黄河楼」(東池袋)「点心」(下板橋)「雲仙楼」(飯田橋)「岐阜屋」(新宿)「幸楽」「千成飯店」(大森)「誠華」「松沢屋」(大崎)「しまむら」(花小金井)「松ちゃんラーメン」「開楽」「春駒」「餃子楼」「幸楽」(池袋)「永楽」(大井町)「かおたんラーメンえんとつ屋」(乃木坂)「香湯ラーメンちょろり」(恵比寿)「兆楽」「仙台や」「ラーメン王後楽本舗」「麺飯食堂なかじま」(渋谷)「龍味」「龍王」(横浜)「一番本店」(阪東橋)「満来」(豪徳寺)「喜楽」「豊楽」(西武線小川駅)「寶来(ほうらい)屋」(西武線八坂駅)「昭和軒」(久米川駅)「丸信中華そば」「国立飯店」「カツミ軒」「ガッツリ飯店天極家」(国立)「柳華」(大宮)「くるま」(所沢)「えぞ」(清瀬)「十勝」(北本)「東明館(老神温泉)=ぎょうざの満洲」「福しんの音もラーメン」「餃子の帝王」「成光」(神保町)「北京亭」(中野)「新華楼」(三軒茶屋)「ひら井」(両国)「西北軒」(早稲田)「東華軒」(鷹の台)「末広」(横須賀)「一休食堂」(品川)「開花亭」(永田町)「明華」(保谷など。


うーん!まだまだ行きたい店が満載してるなあ!行きたいなあ!食べたいなあ!オススメです。(^^)