またまた亀山早苗さんの本。タイトルが実に刺激的だね…(・o・)
「婚外恋愛が終わって家庭に戻るとき、そして戻ってからの当事者の気持ちの揺れは非常に大きい。パートナーに知られていない場合は、葛藤、未練、配偶者への嫌悪感、あるいは罪悪感が強くなる。知られてしまっていれば、家庭に戻ってからは過酷な状況となる。 配偶者から責められたり、あるいは存在を無視されたり。もちろん、受け入れる側の配偶者にも葛藤がともなう。今まで誰にも話せなかった、婚外恋愛当事者と 受け入れる配偶者の複雑な感情を考える」そのエッセンスを紹介しよう。
・結婚していながら、他の異性に心を移すことがある。誰にでもあり得るはずだ。そこから行動に移すかとどうかは別として。行動に移し、恋を実らせる既婚者たちは少なくない。その善悪や是非は、ここでは問わない、事実として起こってしまったことなのだから。私の長年の取材から、今や婚外恋愛は決して珍しくないと思う。実感としては、珍しくないどころか、どこにでもある話なのだとさえ言える。
・「外で恋をしているときは、充実感があったんですよ。週末、土日のどちらかは彼女に会って、あと一日は家族と過ごす。それでバランスがとれていたのかもしれない。あの一年がものすごく充実していたという思いが強いんです。だから今の生活に何か欠けているような気がしてたまらない。」
・彼を失ってからの私は本当に抜け殻ですね。習慣で家事をやり、惰性でパートを続けてる。彼は心配して、たまにメールをくれるけど、読むとますますつらくなってしまうんです。彼の存在がどんどん確かなものになっていくような気がして。
・「恋」は自分でコントロールできるものでもないのだ。ふいに訪れ、気づいたら落ちているものでもあるのだから。
・自分が「自分のままでいられる」と感じるのは恋した人の常套句なのだが、裏を返せば、人はそれだけ日常的に自分を抑えながら生きているということなのだろう。
・たとえば、私は釣りに凝っても、妻はそれほど怒らないでしょうね。女性を趣味と同じだとういうわけではないけれど、自分の時間の使い方としては、釣りだろうが女性だろうが、家庭を壊さないという意味においては、大差ないような気がするんですけど。
数学のモンダイのように、答えはひとつしかないわけじゃないからムヅカシイよねえ。恋する男女にオススメです。(・∀・)