突然他界した父親に代わり、実家の長船堂書店という本屋を継いだ松尾秀三。いくら奮闘しても経営はまったく軌道に乗らず、ついに長船堂書店は閉店の危機を迎える。そんな秀三にもたらされる成功につながる数々の教え。人生になぜ逆境が訪れるのか、本当に豊かに生きるために人は何をすべきで、何を学ぶべきなのか。この物語には、逆境を乗り越え、願いを実現するために知るべき「ヒミツ」が記されている――。「福」を呼びこむ、そのエッセンスを紹介しよう。
・福の神を呼び寄せる方法
「人知れずいいことをする」「他人の成功を心から祝福する」「どんな人に対しても愛をもって接する」
これらのうちどれかを満たしている人でなければ、僕たちはその人たちに憑くことができません。僕たちは、直接教えたり、姿を見せたり。物を与えたりしてはいけません。提供できるものは「素敵な出会い」だけです。
・傷つけ、傷つけられる一番の経験ができるのが恋愛。大好きな人に振られてしまうことは本当に悲しいことですが、別れはどちらかが人間的に成長して、その人がパートナーとして波長が合わなくなったときに起こる成長の証です。その経験がその人に大きな人間的成長を与えてくれるし、成長したことによってそれまで以上に成長した自分にふさわしい人との出会いを与えてくれる。
だから「優しい人」になるために、愛する人から振られるという経験は、とても重要な経験であることは間違いありません。愛した人を傷つけてしまう経験だって、優しい人になるためにはときに必要なことなのだ、ということが分かります。泣くほどつらい経験をたくさんしたからこそ、人は優しくなれる。だから、「優しい人になりたい」と望む人には、そういった経験をできるだけたくさん与えてあげることが僕たち福の神の役割になるわけです。
・目の前のお客が払ってくれるお金に興味を持つのではなく、目の前の人そのものに、その人の人生に興味を持たなきゃダメだよ。お客はお金を運んで来てくれる機械じゃない。
・幸せや成功というのは、何かを手に入れるからなれるものではない。今、この瞬間にも、「幸せだ」「成功している」と感じるものである。
なるほど!この本で「福」を呼びこもう!φ(..)メモメモ!オススメです。(・∀・)!