経営破綻からあっという間に業績が回復したJAL。さすが稲盛会長の経営手腕っ!(゜o゜)!
この本は、そのJAL再生に隠れた心あたたまるエピソード。中でも最も心に残った話を紹介しよう。
・今、羽田空港のJAL搭乗カウンターには、ストローが常備されている。そう、ジュースを飲むときのストローだ。きっと、誰もが、「なぜ?」と思うに違いない。これは、その理由を解き明かす物語である。
子どもが持っていた、ミッキーマウスの形をした風船は機内に持ち込めない。高度一万メートルでは風船が割れる、そして中に入っているヘリウムガスがライターとかハサミとかと同じように危険物と見なされてしまうのだ。泣き出す子ども。楽しいディズニーランドの思い出が悲しい出来事に変わり、そして飛行機に対する悪い思い出になる。
機転を利かせたスタッフがラウンジからストローを持ってきて風船に差し、ヘリウムガスを抜いた。それから1時間後の伊丹空港に羽田空港のスタッフが待っていた。
機内にも持ち込めないヘリウムガスは保安検査場で廃棄品と扱われる。伊丹空港で廃棄品扱いのヘリウムガスのボンベがあるのではないか。そのボンベを使って、しぼんだ風船をもう一度膨らませればいい。予感的中!
その他、「こんな古い飛行機見たことない!」「涙のマイレージカード」「障がいを乗り越えて」「わたし飛行機が嫌いですの!」「空飛ぶ折鶴」「やせっぽちのサンタクロース」「クラスJ への変更はいかがですか」など。
航空機はドラマチックだねえ!オススメです。(^^♪!