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太宰が命を賭して遺した作品の中にちりばめられたその人生観とは?愛の形とは?そのエッセンスを紹介しよう。
・鉄は赤く熱しているうちに打つべきである。花は満開のうちに眺むべきである、私は晩成の芸術というものを否定している。「もの思う葦」
・私は断言する。真の芸術家は醜いものだ。「十五年間」
・太宰という 私の筆名だけは世に高くなったが、私は少しも幸福にならなかった。「十五年間」
・ほんとうに、言葉は短いほどよい。それだけで、信じさせることができるならが。「葉」
・こうなればいっそ、大声で叫んで走り狂いたい。おれは女が好きなんだ! 「カチカチ山」
・私には、また別の専門科目があるのだ。世人は仮りにその科目を愛と呼んでいる。人の心と人の心の触れ合いを研究する科目である。「津軽」
・人類、猿類、などという動物学上の区別の仕方は、あれは間違いだと思っている。男類、女類、猿類、とこう来なくちゃいけない。全然、種族がちがうのだ。からだがちがっているのと同様に、その思考の方法も、会話の意味も、匂い、音、風景などに対する反応の仕方も、まるっきり違っているのだ。
女のからだにならない限り、絶対に男類には理解できない。不思議な世界に女というものは平然と住んでいるのだ。
「女類」
・女は、男よりも快楽を よけいに頬張る事が出来るようです。「人間失格」
ホントだよね。確かに男類と女類に分かれる感じがするわー!実際の作品も読んでみたいね。オススメ!(^。^)