- 作者: ジョン・J.ミュース,Jon J. Muth,三木卓
- 出版社/メーカー: フレーベル館
- 発売日: 2004/12
- メディア: 大型本
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タイトルが不思議でしょ!?そのエッセンスを紹介しよう。
三人のお坊さんが旅をしていてたどり着いたのがある村。戦争でひどい目にあったり、洪水にあったり、人びとの心は荒んでしました。
そんなとき、お坊さんの一人が、「石のスープをつくろう」と木の枝を集め、小さな鍋に水をいれまるいすべすべの石を三ついれました。「この石がおいしいスープになる。でもこの小さいおなべでは、たくさんは…」
近づいてきた女の子は、「うちにはもっと大きなおなべがある」と家に帰り、「旅の人たちが石でスープをつくってくれるって」「へえ、石でどうやってスープを作るのだろう。しりたいな」と、あちこちの村人が集まってきました。
「塩とコショウで味をつけるのが石のスープのやりかたなんだが…」 ある村人が塩とコショウを持ってきました。
「にんじんを入れるともっとうまみが出る」 ある女がたくさんのにんじんを持ってきて鍋にいれました。
「たまねぎも、きのこも、あるともっとうまくなる」 …そして、にくだんご、おとうふ、きくらげ、しょうが、おしょうゆ…。とうとう美味しいスープが出来上がりました。村人は、ごはん、おまんじゅう、きのみ、お菓子、お茶を持ってきて、みんなでいただきました。食べ終わると、みんなは昔話をしたり、歌を歌ったりして、大騒ぎ!幸せな気分になりました。
お坊さんはいこういいました。「考えてみれば、幸せとは簡単なこと。それは石のスープをつくるように、簡単なことなのだ」
惹きつけること、人の心を動かすこと、人びとを巻き込むこと、美味しいものをみんなで食べるとそれだけで幸せになるもんね!(^J^) おススメ!