「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『人を2時間飽きさせない雑談力』(多湖輝)

人を2時間飽きさせない「雑談力」

人を2時間飽きさせない「雑談力」

千葉大学名誉教授で、1200万部の大ベストセラー「頭の体操」シリーズで有名な、多湖輝氏。(^−^) 子供のころ、年上の従兄の家に全巻揃っていて、何度も何度も読み返したっけ。そういえば、「輝」つながりでもあったし。(^◇^)


さて、雑談=人間関係をなめらかにし、かつ温かいものにする力を持つ会話であり、かつ会話の中身にそれぞれを知的に刺激する情報がふくまれているといった類のもの、落語を聞いた後のように、面白かった、得したという気分になれる雑談のこと。それを身につけるためのツボとコツを紹介しよう。


・いろいろな朝食会や昼食会、懇親会に出かけていくが、集まってくるさまざまな分野の人たちのリラックスした会話、その中にはいろいろな情報があるし、アイデアのヒントがある。私が会に出る目的は、

1 情報収集
2 社会現象などを分析する多角的な視点を学ぶ の二つである。

一つの現象を捉えて、どういう視点から眺め、どういうスタンスで考え、それをどういうふうに評価するか、違った分野の人の考え方を聞くと、「そういう視点であの現象を分析できるのか」と思うことがよくある。生き生きとした雑談には、知的好奇心を満足させてくれるだけのネタがつまっている


なぜ、ノーベル賞学者や大芸術家、世界の財閥にユダヤ人が多いのだろうか?ユダヤ式の教育では、子どもに「隣の子より優れろ」とは教えない。「隣の子と異なれ」と教えるのである。意見ならぬ、「異見」の大切だを自覚することで、雑談は盛り上がり、思わぬ発見を生むはずである。


・会議ということで、メンバーを集める。1時間ほど、実際に会議をやる。そしてあとの30分のを雑談に当てるのだ。「この会議はあと30分確保していますし、今、お茶とケーキがくるので、雑談しませんか。これからの発言はオフレコということで」会議というオフィシャルのあとということで、このオフレコ雑談会は絶対に盛り上がること請け合いである。


自分の失敗や勘違いは、人を喜ばせ、楽しませる。雑談が盛り上がるのもこの手の話である。聞いている人が「そういえばわたしも」と、自分の失敗談は大いに語るべきであろう。それに失敗談をしゃべることで、自分で自分を客観化できる。次の失敗を防ぐことができるのである。失敗は隠すのではなく、多いに語るほうがよい。失敗談は雑談のハイライトである。


・雑談ネタをどう仕入れるか?については「読書の王道路線と脇道路線」、「本はワンフレーズに着目」、「新聞は雑談の宝庫」、「旅は雑談のネタの宝庫」、「日常生活は話題の宝庫」…などなど。


我ながら、丸一日くらいは、人を楽しませる雑談力はあるかも!?…なんて自画自賛。そいういえば、私のセミナーでも、本題よりも雑談話の方が評判が良かったりなんかして…。(ーー゛)