- 作者: 梶原しげる
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2005/01/12
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
そうそう、私の友人で、五行歌仲間でもある獣医師の清水宏子先生が文化放送で毎週日曜日11:30〜11:40に番組をオンエアしているので、ワンちゃんやニャンコやペットを飼っている方はぜひ聞いてみてね〜。(^^♪
ペットともっとなかよし 宏子先生の動物クリニック(文化放送)
http://www.joqr.co.jp/hiroko/
さて、この本の著者は元文化放送のアナウンサーで、テレビやラジオで活躍中の梶原しげる氏。30年にも及ぶしゃべりのプロである氏がまとめた現場でのエピソードを交えて図解入りで解説した非常に分かりやすくて、日常のコミュニケーションアップに今日から活かせる一冊。
ウチ(SA)のスキルともかなり共通点があるね。かなり長いけどツボとコツを紹介しよう。
・こんな言い回しが嫌われる!(>_<)
【思います症候群】(特にテレビのレポーターの影響)
『お店の中に入ってみたいと思いまーす』 『お話を伺ってみたいと思いまーす』 『ではいただきたいと思いまーす』 『おいしいっ!ぜひ皆さんにおすすめしたいと思いまーす!』
〜オイオイ…思っているだけかよ…。(^_^;)
【なります症候群】
『電話番号はこちらになります』 → 『電話番号はこちらです』
『料金はこちらになります』 → 『料金はこちらです』
〜こういう人、よくいるよね〜。(^_^;)
【ほうほう症候群】
『答えのほうは〜』 → 『答えは〜』
『答えのほうは曇りです』 → 『天気は曇りです』
【で → を】
『Aでお願いします』 → 『Aをお願いします』
【さ入れ言葉】
『読まさせていただく』 → 『読ませていただく』
『置かさせていただく』 → 『置かせていただく』
【過剰な丁寧語】
『とんでもございません』 → 『とんでもないです』
※『とんでもない』はひとつの言葉。『せつない』と同じ。『せつございません』とは言わない…。(^_^;)
・心理学の世界で、『メタ認知』という言葉がある。自分を第三者の目で客観的に見てみること。一番分かりやすいのはテープやMDに自分の声を録音してみること。自分は大丈夫でも他人にはとても気になり、耳障りで、不快感を与えてしまっている「しゃべり癖」が結構あるもの!…そうだよね…(^_^;)
・自分を相手に向けてオープンにすることを「自己開示」という。自己開示が上手い人は、自分がどんな人間なのか、弱みも強みも飾らずに相手に伝えることを恐れない。相手に劣等感を感じさせるような自慢話はダメ。適度に相手に優越感を感じさせる会話が自己開示としては望ましい。
【聴き方上手な人、下手な人】
・相手の自尊心を満たし、いい気分をする。(心理学では「社会的報酬を得た」という)
・「呼びかけの技法」〜相手の名前を意識的に会話の中に入れる。
・「ノンバーバルコミュニケーション」〜表情や動作で気持ちを伝える。
・「繰り返し技法」〜相手の言った言葉を繰り返して言う。
などなど。これぞ、まさに現場学!ムック版だから読みやすいよ!
梶原しげるのオフィシャルサイト
http://www.spgroup.co.jp/kaji/kaji_index.html