『ひいろ HIIRO』〜小さな器に秘められた家族の絆が、窯の炎に溶け合って今よみがえる〜。
監督&脚本:紱江長政 小崎さよ 南田洋子 麻丘めぐみ ルー大柴 金子昇 桜金造
http://www.hiiro-movie.jp/index.html
映画って、前評判が良くて、期待し過ぎちゃうとかえってガッカリすることってない?
宮崎駿の『千と昌夫の金隠し』…おっと違った…(~_~;) 『千と千尋の神隠し』などは確かにいい映画だったが私の勝手な期待が強すぎて、少し期待ハズレだった…。
その点、この『ひいろ』は余り期待していなかった(?)分、ジーン…!と心に響いた秀作だった。毎度の如く、今年15回目の懸賞当選で劇場招待券でミッドタウン、六本木ヒルズなどのでにぎわう六本木へ。
戦後の動乱期、日本と中国、二つの国に引き裂かれたある親子。中国に住む主人公の孫(小崎さよ)が日本に来て、祖母(南田洋子)を探し出す話。…というと重いテーマのような感じがするかもしれないが、笑いあり、涙あり、ラストの南田洋子の演技と存在感はさすが!!!その他の脇を固める役者もいい味出してます。(ToT) クウ〜!涙ちょちょぎれる〜!家族をもっと大切にしなきゃと思いました。そして焼き物って奥深いんだなあ…と実感。
主役の小崎さよって初めて見たけど、ほとんどのセリフが中国語なのに、留学経験もあってか、本物の中国人みたい!彼女は良い女優になるね〜!( ..)φメモメモ
残念なのは、東京、関東での上映はここ六本木シネマートだけみたい…しかも二週間限定!…お客さんも少なかったし、もったいないなあ…。この映画はみんなに見て欲しい。(~_~;)こういうマイナー(?)な映画って結構良い作品あるのにね。
【ひいろ=緋(火)色 とは】
窯の炎で、素地が酸化して偶然に生み出されるほの赤い色のこと。土と炎の巡り合わせにより、色が大きく左右され、古来より“情愛”を感じさせる色として「想ひの色」とも呼ばれる。窯の炎で、素地が酸化して偶然に生み出されるほの赤い色のこと。土と炎の巡り合わせにより、色が大きく左右され、古来より“情愛”を感じさせる色として「想ひの色」とも呼ばれる。