「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

CINEMA〜60年届かなかった想い…『ひいろ』(監督:紱江長政)

lp6ac42007-04-06

『ひいろ HIIRO』〜小さな器に秘められた家族の絆が、窯の炎に溶け合って今よみがえる〜。
監督&脚本:紱江長政 小崎さよ 南田洋子 麻丘めぐみ ルー大柴 金子昇 桜金造
http://www.hiiro-movie.jp/index.html

映画って、前評判が良くて、期待し過ぎちゃうとかえってガッカリすることってない?

宮崎駿『千と昌夫の金隠し』…おっと違った…(~_~;) 『千と千尋の神隠しなどは確かにいい映画だったが私の勝手な期待が強すぎて、少し期待ハズレだった…。

その点、この『ひいろ』は余り期待していなかった(?)分、ジーン…!と心に響いた秀作だった。毎度の如く、今年15回目の懸賞当選で劇場招待券でミッドタウン、六本木ヒルズなどのでにぎわう六本木へ。


戦後の動乱期、日本と中国、二つの国に引き裂かれたある親子。中国に住む主人公の孫(小崎さよ)が日本に来て、祖母(南田洋子)を探し出す話。…というと重いテーマのような感じがするかもしれないが、笑いあり、涙あり、ラストの南田洋子の演技と存在感はさすが!!!その他の脇を固める役者もいい味出してます。(ToT) クウ〜!涙ちょちょぎれる〜!家族をもっと大切にしなきゃと思いました。そして焼き物って奥深いんだなあ…と実感。
主役の小崎さよって初めて見たけど、ほとんどのセリフが中国語なのに、留学経験もあってか、本物の中国人みたい!彼女は良い女優になるね〜!( ..)φメモメモ

残念なのは、東京、関東での上映はここ六本木シネマートだけみたい…しかも二週間限定!…お客さんも少なかったし、もったいないなあ…。この映画はみんなに見て欲しい。(~_~;)こういうマイナー(?)な映画って結構良い作品あるのにね。

【ひいろ=緋(火)色 とは】
窯の炎で、素地が酸化して偶然に生み出されるほの赤い色のこと。土と炎の巡り合わせにより、色が大きく左右され、古来より“情愛”を感じさせる色として「想ひの色」とも呼ばれる。窯の炎で、素地が酸化して偶然に生み出されるほの赤い色のこと。土と炎の巡り合わせにより、色が大きく左右され、古来より“情愛”を感じさせる色として「想ひの色」とも呼ばれる。