「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「教養としての猫 思わず人に話したくなる猫知識151」(山本宗伸・富田園子)

 
前世がニャンコであるワタシ。小さい頃からネコが大好き。将来の夢はネコ屋敷に住みたい、ネコまみれになりたい。(=^・^=)

「科学×歴史×文化」で学ぶ猫のすべて。愛するわがコのことがとことんわかる1冊。こんな本これまでなかった!?デキる下僕の必読書!最先端の猫研究から猫にまつわる歴史と文化まで猫のすべてをとことん深掘りした1冊」そのエッセンスを紹介しよう。
 
【はじめは 森にすんでいた 猫の祖先】
 
猫の祖先であるミアキスは森林にすんでいました。当時の地上には、ミアキスより大きく強 いヒアエノドンなどの肉食獣が闊歩していたため、ミアキスは樹上で生活せざるをえませんでした。するどいカギ 爪は木を上り下りしたり、獲物を捕まえたりするのに役立ったことでしょう。 現代の猫がもつすぐれたジャンプ力平衡感覚は、祖先であるミアキスから 受け継がれたものなのです。
 
【森から砂漠に 追いやられた弱者が 猫の祖先となる】
 
 
長らく森林で暮らしていた猫の祖先でしたが、やがて個体数が増えるとともに森林の外へ追いやられる者が出てきます。乾燥した砂漠や岩石地帯など、水や隠れ場所も少ない厳しい環境で生きるしかなかったのが、リビアヤマネコ。暑さの厳しい日中は日陰で休み、夕暮れや明け方に活発になるという習 性はこのころからのものです。現代の猫に森林での暮らしに適応した能力と、乾燥地帯に適応した特徴が共存しているのは、こうした背景が あったためです。
 
【猫が人のそばで暮らし始めたのは「都合がよかった」から】
 
 
何万年も砂漠で暮らしていたリビアヤマネコ。それがなぜ人に飼われるよ うになったのでしょうか。きっかけは、人類が農耕を始めたこと。農作物を狙ってネズミが集まった のです。もちろん人々にとってネズミは大敵。苦労して育てた農作物をネズミに食べられてはたまりません。いっぼう猫にとってネズミは獲物。人間の集落に行けば獲物を効率よく得られるので、猫も集落に集まるようになりま した。害獣であるネズミを駆除してくれる 猫を人々は大歓迎。しかも見た目も愛らしいとくれば、これをかわいがらな
い手はありません。猫としては「獲物もたくさんいるし、なぜか人間はかわいがってくれるし、ここは居心地がいい」というわけ。つまりWin-Winの 関係だったのです。
 
人のそばで暮らすうち、リビアヤマネコはじょじょに猫(イエネコ)へと その形質を変えていきます。古代エジプトの壁画などの遺跡では、人々と暮らす猫の姿を垣間見ることができます。
 
・猫が人に与えるよい影響ははかりしれないものがある。
→ 1 心筋梗塞脳卒中のリスクが下がる。
  2 幸せホルモンが分泌してメンタルが癒える
  3 脳が活性化される
  4 集中力が高まる
 
その他、「犬ほど多くの品種がいないのは猫はネズミ捕り以外役に立たなかったから」「犬は猫よりはるかに多くの品種がいるのは犬が家畜化されたのは猫よりはるかに昔だから」「猫の毛柄はもともと「キジトラ」しかなかった」「黒猫の遺伝子はある一匹の猫から広まった?」「キジトラの毛柄とともに野性的な気質も多く引き継いでいる」「毛柄による生活の傾向があるのかもしれない」「流体的にいえば猫は個体かつ液体」「マタタビで酔っ払ったようになるのは蚊よけの本能」「母親に教わらないと獲物を仕留めることはできない」「「だるまさんがころんだ」ができるのは猫の狩猟本能」「喫煙者の猫は2.4倍も癌になりやすい」「日本には仏教の経典とともに猫がやってきた」「人間がこんなに猫を粋なのは、猫が永遠の赤ちゃんだから」「食の好みは子猫時代に作られる」など。
 
見ても、遊んでも、読んでも、やっぱりニャンコはいいなあ。ネコ好き必読っ!!オススメです。(=^・^=)