「私は旅行という言葉より「旅」という言葉が好きです」って、誰かがいってたよね!?渡辺文雄かな!?(・。・)
「人見知りで要領の悪い日和は、仕事場でも怒られてばかり。社長から気晴らしに旅へ出ることを勧められる。最初はひとり旅など無理だと尻込みしていたが、旅好きの同僚に後押しされ、日帰りができる熱海へ。神社を訪れ、出来立ての茹で卵の味に舌鼓を打ち、干物の味に感動!さらにそこには、思わぬ出会いが待っていた。ひとり旅の楽しさに気付いた日和は、佐原、仙台、金沢、福岡と遠くへ足を延ばしていくようになる。少しずつ成長していく日和の姿は、仕事にも影響し始めて、周りの目も少しずつ変わっていく―。」そのエッセンスを紹介しよう。
・この境内に佇み、葉擦れの音を聞くだけで、日頃の疲れやストレスが解けていくような気がした。そして、この安らぎの時は、誰かと一緒では味わえない。同行者がいればどうしても言葉を交わすだろうし、会話に気を取られれば、木々をわたる風の音に気づけなかったかもしれない。相手はもう次の場所に行きたがっているかも……と思ってしまったら、心ゆくまでこの場所に止まることは難しかっただろう。
・自分にひとり旅ができるなんて思ってもみなかった。本当は不安だった。ひとりで電車に乗って知らない町に出かけるなんて……と思っていたのだ。けれど、実際にこの町にやってきて、ひとりで過ごした時間はとても充実していた。なにより、ひとり旅がこれほど気楽だとは思ってもみなかった。好きなものを、好きなときに、好きなだけ、見たり食べたりできる。それは、誰かといる限り、その人の意見や顔色を常に気にしている日和にとって、何物にも代えがたい贅沢だった。癖になりそう……。
「第一話 熱海」「第二話 水郷佐原」「第三話 仙台」「第四話 金沢」「第五話 福岡」など。
いいなあ。今年こそ、福岡に戻りたいなあー!帰りたいなー!ひとり旅、ビジネスじゃなくてプライベートで行ってみたいわー。オススメです。(^^)