またまた再読をしている小林正観さんの本。あれっ!?この本、はじめてかも。定期的に正観さんのメッセージ、浴びると響くなあ。心の点滴だなあ!そのエッセンスを紹介しよう。
・競わない。頑張らない、くらべない。いい仲間に囲まれて生きていくこと。それこそが究極の幸せです。
・「お金がないとき」は素敵な人だった。「お金があるとき」は不快な人だった。では、雲の上から私たちを見下ろしている方は、どう考えるか。ゲーテは「人間の最大の罪は不機嫌である」と言いました。お金との付き合い方というのは、早めに知っておいたほうがよいようです。この本ではそんな話を集めました。
・人に「幸せ」を与えてくれると思われるものは、大きく三つ。一つ目は「物」です。金銭的なものを含めた、物質的な「物」。二つ目は「状況」や「環境」というものです。そして、三つ目は「心」です。「……と思う心」です。「幸せ」と感じるのも「不幸」と感じるのも「心」です。「幸せ」は外的なものでは決まるのではなく、「心」の問題として決まっているのです。
・役に立つようににお金を使うというのは、「いかに、お金に喜んでもらえるのか」ということ。「あの人のお家へ行くと、僕たちを喜ばれるように使ってくれるよ」「そっか。じゃあ明日、ほかの家に行ったら、その噂話をしてあげよう」と自らの胃押しでこの人の家に来ようとする.
・「正観さんの言うように、喜ばれるように一生懸命やってきました。それでも売上げが上がりません。どうしてですか」私の答えは簡単です。「それは、喜ばれていないのでしょう」
・「観光客が増えれば宿泊客が増える。観光客が減れば宿泊客が減る。だとしたら、宿そのものの経営は誰もしていない、ということですね。宿そのものに魅力や価値はなかったということになりますね」
・目が見えることが当たり前、耳が聞こえることが当たり前、自分の足で歩けることが当たり前……すべてが当たり前の人は、一生涯「幸せ」がわからない。
・「お母さんを変えようとするのは、もうやめたらどうですか?」
・「努力」の反対語は「感謝」です。
・「究極の怠け者になりましょう」。腹を立てない、怒らない、怒鳴らない人。ちっとも努力してないけど、いつもニコニコと楽しそうで、心に余裕があり。いろいろな人に感謝して、周りの人を気持ちよく、明るくさせてくれる人。
・若いときには「あれをしたい。これをしたい」と夢や希望がいっぱい。しかし「後半生」では「頑張る」「努力」が「向かい風」になってしまうようです。人生の折り返し地点を過ぎたら、何かを求めて動くより、今いる場所で「どうしたらよ喜ばれる存在になるか」今まで得たもので「どうやってみんなの役に立つか」を考えると、面白い風が吹いてきます。追い風です。
・投げかけた言葉のその先を考えると「自分が発した言葉のエネルギーは、自らが受けることになる」というのが宇宙の原則のようです。現在の積み重ねが未来をつくっています。その投げかけるものが「想念」と「言葉」と「行為」。中でも、影響力が最大のものが、どうも「言葉」らしい。
・私たちが発する言葉には、神が宿っています。
・幸せを与えるために、要求そのものをすべて与えるのではなく、逆に「普通でないこと」を与えるのです。そうやって「普通」がどれくらいありがたいことか、今生きていることがどれだけ幸せなのか、を実感させるようなのです。
・チャーハンを食べたくて、チャーハン、チャーハンを思い続けても、隣のテーブルの「焼きそば」が目に入って「焼きそば」と言ってしまった。思いの結果のチャーハンじゃなくて、わずか2秒しか思っていなかった焼きそばが出てくる。それは「言葉」に出したからです。
・「うれしい、楽しい。幸せ、愛してる、大好き、ありがとう、ツイてる」という言葉が「祝福神」。
・妻のせいでうつ病になっていたという男性も、本当は妻のせいではないのです。ちょうどいい夫に、ちょうどいい妻だったのでしょう。
・私たちは「光」があって「闇」があるのだと思います。けれども、よく考えてください。闇というのは、本当は存在しないのです。「光」がないところを「闇」と言うのです。光があれば、そこはもう闇ではありません。光が100%で闇は0。闇に独立した力はないのです。光がないときだけ、効力を発揮します。ですから、みんなで暗い顔をしていたら、いつまで経っても暗いのですが、そこに光を投げかければ、明るくなる。意外に単純なことです。仮に、これからの「先行き」が「闇」だとしましょう。私が「光」を投げかけていれば、そこはもう闇ではありません。「うれしい、楽しい、幸せ、愛してる、大好き、ありがとう、ツイてる」この言葉を唱えながら、笑顔で歩いてみてください。その周りは明るくなるはずです。
「あるおばあさんの話」「托鉢の正しい作法」「頼まれやすい人になる」「妻は隣のおばさん」「知らずに話している悪口」など。
ありがたいなあ。本を読めて。良い本に出会えて。超オススメです。(^^)