一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「エリック・ホッファー 自分を愛する100の言葉「働く哲学者」の人生論(小川仁志)

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エリック・ホッファー 自分を愛する100の言葉 「働く哲学者」の人生論

エリック・ホッファー 自分を愛する100の言葉 「働く哲学者」の人生論

 

この本はスゴい!善い本に出会いました。これだから読書はヤメラレナイ!(・∀・)♪

エリック・ホッファーのことは全く知らなかった! 


7歳で失明、18歳で天涯孤独となり、28歳で自殺未遂。その後、日雇い労働者として放浪の生活を送り、独学で哲学者を志す――。本書は、アメリカで大きな反響を呼んだ哲学者エリック・ホッファーの人生に学ぶ一冊。本書は自己、人生、仕事、人間関係、モチベーション、セルフコントロール、学び、成長、世間、自由の10の項目に分かれており、そのそれぞれにホッファーの珠玉の言葉を10個ずつ分類しています」そのエッセンスを紹介しよう。

・独学の哲学者、あるいは沖仲仕(港湾労働者)の哲学者の異名を持つエリック・ホッファーは、日本ではそれほど知名度がありませんが、アメリカでは偉大な人物として知られています。それは彼の生き方が、非常にアメリカ的で個を大切にするものだったからだと思います。

エリック・ホッファーは、1902年、ドイツ移民の子としてアメリカ生まれ。早くから本を読んでいたそうですが、7歳の時に原因不明のまま失明してしまい、同時に母を失います。目が見えなかったことから学校にも行けず、まったく教育を受けないまま子ども時代を過ごす。母親代わりのマーサから、自分は短命の家系だと聞かされ、40歳で死ぬと思い込んでいた。そんなホッファーが15歳になった時、運命のいたずらか、突然また目が見が見え始めます。それは大きな喜びでしたが、その代わり彼は、大事なものを2つ失ってしまいます。一つは唯一の肉親だった父の死、もう一つはマーサのドイツの帰国でした。18歳で天涯孤独の身になり貧民街に出て日雇い労働者として生きていかざるを得なくなります。放浪の人生を送りつつも、常に図書館が近くにある場所に住むようになり自由に毎日を送ります。

27歳の時に転機を迎えて、ホッファーは一年間休むことを心に決めます。一度立ち止まって人生を見つめ直した結論は自殺すること。しかし死にきれず、生き続けることを心に決めます。いや、彼は一度死んでしまったのかもしれません。「その日曜日、一人の労働者が死に、一人の放浪者が誕生したのである」

・「あれかこれかありさえすれば、幸せになれるだろうと信じることで、我々は、不幸の原因が不完全で汚れた自己にあることを悟らずに済む。だから、過度の欲望は、自分が無価値であるという意識を抑えるための手段なのである


・「鳩を眺めている間、自分が空腹であることを忘れていたのに不意に気づいた。そのことに気づくと不思議な気持ちでいっぱいになった。空腹は歯痛と同じで単なる感覚であり、気をそらすことで忘れられるということが不思議に思えたからだ」


「一人でいるときが最も創造的なときだと信じて生きてきたけれど、実際には独創に富んだ考えの数々が誕生したのは群衆の中に身を置いていたときである」

・「今朝早く仕事に行く途中、腕に焼けるような痛みを感じた。この痛みさえなかったら最高に幸せなのにと一瞬考えた。こういう瞬間に気づくのだが、まったくなにもー善いことも悪いこともー起こらないのは、非常に運がよいのである

・「うんざりした日になるのは、決まって仕事のせいではなく、ときどき仕事に伴って生ずる不愉快なことのためである。いろいろな種類の性急さ、論争、あつれきが疲労となり、また気落ちする結果になるのである。5分間論争するようりも5時間働いた方がましだと思う」

 

・「芸術家としての人間は、労働者としての人間よりもはるかに昔から存在した。遊びが労働に先行し、芸術が有用な生産に先行した。人間はしばしば必要に迫られて楽しむためのものを有用なことに利用した。必要性に縛られている間は、人間はまだ動物界の一員である」

 

・「我々が出会う人々は、我々の人生の脚本家であり、舞台監督である。つまり、彼らが役を割り振り、我々は好むと好まざるとにかからわず、その役を演じる。他人を模範にして演じるのではなく、むし他人の目に映り、他人の言葉に反響する自分を演じるのだ」

・「あらゆる情熱的な追求において、重要なのは追求される対象ではなく、追求といいう行為そのものなのだ


・「人間の理想は、周りにみられる動物たちの諸々の完璧な部分を統合した存在となることだった。人間の芸術、踊り、歌、儀式、そして発明は、人間が動物としての自己に欠けているものを補おうと模索したことから生まれた。人間の精神性の発端は、自己の動物性を克服したいという熱望にではなく、優れた動物になろうとする努力であった」

 
・「人々にまじって生活しながら、しかも孤独でいる。これが、創造にとって最適な状況である。このような状況は都会にはあるけれども村とか小さな町にはない。ルーティン、刺激のなさ、それに加えて少々の退屈と嫌悪などが、創造的状況の他の構成要素として挙げられる。ほとんどの場合、創造の原動力となるのはささいな、だが持続的ないらだちに対する穏やかな反発である

 
・「我々は、現在その状態にあるものよりは、将来手に入れたい、将来手に入れたい、将来そうありたい、と望むもののためにこそ喜んで生命を投げ出すものなのだ

 
・「大人と子どもとを隔てる差異の一つは、自分が馬鹿なことをする場合、大人はそれを自覚しているのに、子どもは少しも自覚していない点だということがわかるだろう」


・「常に答えを知っている人間がそばにいたら、自分自身で深く考えることをやめてしまうだろう


・「成熟するには閑暇(ゆっくりすること)が必要なのだ。急いでいる人々は成長することも衰えることもできない。つまり、彼らは永遠の幼少期の状態にとどめられているのである」

 

スゴいなあ……つぎは「ホッファー」の自伝を読んでみたいな。超オススメです。(・∀・)♪

 

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エリック・ホッファー 自分を愛する100の言葉 「働く哲学者」の人生論

エリック・ホッファー 自分を愛する100の言葉 「働く哲学者」の人生論