たまに紹介しているジョーク。これは私の「ギャグ・コレクション」の一部を紹介しているのだ。この本は1974年のイギリスの古典的ジョーク集。その代表的なものを紹介しよう。
【人間とは】
チェスタフィールド卿は、人間だけが笑う能力をもつ生物である、という話を聞いたとき、即座にいった。
「そのとおりだが、人間だけが笑いものになる生物だとつけ加えるべきだね」
【釘】
客「安いハンガーが欲しいんだが」
店員「ございます。2ペンスです」
客「2ペンスだって。もっと安いのはないのか」
店員「ございます。この釘です」
【豚なみの料金】
「ちょっくら伺いますが、ダブリンからグラスゴーまでの料金はおいくらで?」
と、ある日、エメラルドの島(アイルランドの別称)の若者が港の乗船所で係員にたずねた。
「18シリングです」
「ところで、豚と牛はおいくらで?」
「豚は18ペンス、牛は3シリングです」
「それでは豚でお願いします」
【ゆで卵の数】
あるスコットランド人が朝目をさましてみると、驚いたことに妻が死んでいた。
彼はベッドから飛び起き、まっさおになって階下に駆けおりた。
「メアリ」と、台所にいる召使の名を呼んだ。
「はい、はい、どうしたんです。どうしたんですか?」
「今朝は朝食用に卵は一つだけゆでればいいんだ」
【狩の獲物】
ある市役所の宴会で、一人の貴族が市長に冗談のつもりで家へ遊びにこないかといった。
本気にした市長は、早速翌日やってきた。帰属はやれやれと思いながらも、その地位にふさわしく丁重に、
「折角おいでになったのですから、狩を楽しんでください」
といい、執事に命じて鉄砲と犬を数匹用意させた。
市長は大喜びで飛び出して行った。
30分ほどすると、市長が貴族の書斎を窓ごしにのぞいていった。
「鉄砲打ちっておもしろいものですね。もうなん匹か犬を用意してくれませんか」
【禁酒】
いっしょに住んでいるマグレガー氏とマクファーソン氏は、禁酒することを誓いあった。
しかしマグレガー氏はちょっと考えて、病気のときのために、ウィスキー一本だけ棚にしまっておいたほうがよいと提案した。
三日後、マクファーソン氏は我慢できなくなっていた。
「マグレガー、どうもちょっと気分が悪いんだ」
「おそかったな、マクファーソン、ぼくは昨日一日じゅう気分がとても悪かったんだ」
【最後の場所】
ある夜、トラバーズ氏が夜中を過ぎて帰ってきた。夫人がたずねた。
「あなた、なぜこんな時間に帰っていらっしゃるの?」
「今ごろあいてるのは。ここだけなんでね」
【理由】
酒を飲む理由は二つあるー一つはのどがかわいているとき、つまりそれを癒すため。
もう一つは喉がかわいていないとき。つまり喉がかわかないように。
ートーマス・L・ピーコック
やっぱり「笑いは百薬の長」だよね。オススメです。(・∀・)