終戦記念日ということで、何十年ぶりに読み返しました。不朽の名作「はだしのゲン」(・∀・)
私は小学校の時に「週刊少年ジャンプ」でリアルタイムで読んでいるのだ。初めて読んだときのあの衝撃は忘れられない!著者の中沢啓治による、自身の原爆の被爆体験を元にした自伝的漫画ということであって、実にリアルだ。
改めて読み返してみると、まったく色褪せない、どころか、これは全人類必読ではないだろうか!その中でも全巻を通じて、響いたセリフの抜粋を紹介しよう。
・「おまえたち とうさんがいつもいってる麦になるんだよ ふまれてふまれて 強くなる麦に…踏まれて風雪にたえ ふとくまっすぐにのびる 麦のようになるんだよ いいねいいね…」
・「浩二〜っ死ぬな〜っ どんなこといわれても死ぬな!弱虫になれ 卑きょうもの者になれ 生きてかえれ どんなことがあっても 生きてかえれ〜」
・「元、赤ちゃんをおかし さあおまえしっかりみておくんだよ おまえのとうさんとねえちゃんとにいちゃんを殺した戦争のほんとうの姿を おまえが大きくなったら二度とこんな姿にするんじゃないよ…いいねいいね…」
・「元、わしゃうれしいんじゃーい。元、おまえだけじゃ。真剣におこってわしにむけってきてくれたのは…。どいつもこいつもわしの体を気味わるがってちかづいてもくれず…声をかけてもくれず、おこってもくれなかった…。わしはさびしくてさびしくて…、くやしくてくやしくて…。」
・原爆のばかたれ、ばかたれ、ばかたれ。
・まだ戦争はおわっとらんぞ。わしら いつまでも つづいているぞ。わすれるな、わすれるな。
泣ける…親子の愛に、戦争の虚しさに、ゲンの強さとたくましさに…。映画化もアニメ化もされているようだけど、中沢氏の生々しいマンガが心に突き刺さる。もう一度いう全人類必読のマンガ。一度読んだ方も、まだ未読の方も、ぜひ読むべし!(・∀・)