「良いコーヒーとは、悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、そして恋のように甘い」(シャルル=モーリス・ド・タレーラン=ベリゴール フランス、1754-1838)
さあ、またまたいい本に出会いました〜!今年のベスト10入りはキマリだね!(・∀・)
「女性バリスタの趣味は――謎解き! 理想の珈琲を追い求める青年が、京都の一角にある珈琲店「タレーラン」で、のっぴきならない状況に巻き込まれて……。魅惑的な女性バリスタが解き明かす日 常の謎の数々です。第10回『このミステリーがすごい! 』大賞最終候補作に、徹底的に手を入れて生まれ変わった、編集部推薦の「隠し玉」」
表紙は、オタクが喜びそうな「萌え」の主人公、切間美星(きりま・みほし)。コーヒー・ミステリ、そして京都を舞台としたご当地ミステリ。ああ…いいなあ。こんな珈琲店があったら毎日行くなあ…。そんな珈琲に出会いたいなあ…。
「青野大介さん
守ってくれてありがとう。
いつかまたお会いできたなら、
そのときは、あなたの淹れた珈琲を、
きっと私にも飲ませてくださいね。
いつまでも、その日を待っていますから。 切間美星」
僕は思い出していた。彼女のふわりと微笑むさまを。豆を挽くことで覚醒する聡明な頭脳を、慈愛に満ちた穏やかな声を。そしてあの、不思議と甘いコーヒーの味をー悪魔に指をかけられて、地獄さえ垣間見たけれど、天使のように純粋で、そして途方もなく甘いこの恋を。
京都の小路の一角に、ひっそりと店を構える珈琲店「タレーラン」。恋人と喧嘩した主人公は、偶然に導かれて入ったこの店で、運命の出会いを果たす。長年追 い求めた理想の珈琲と、魅惑的な女性バリスタ・切間美星だ。美星の聡明な頭脳は、店に持ち込まれる日常の謎を、鮮やかに解き明かしていく。だが美星には、 秘められた過去があり―。軽妙な会話とキャラが炸裂する鮮烈なデビュー作。ぜひ、映画化して欲しい。オススメです。(・∀・)
まだ第一弾を読んでいない方。超オススメです。(・∀・)
「珈琲店タレーランの事件簿 また会えたならあなたの淹れた珈琲を」 (岡崎琢磨)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20130613