「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『100歳詩集 逃げの一手』(まど・みちお)

100歳詩集 逃げの一手

100歳詩集 逃げの一手

童謡ぞうさん」「ふしぎなポケット」「やぎさんゆうびん」「一ねんせいになったら」などの歌で有名な詩人のまど・みちおさん。(^^♪
100歳を迎えた今でも元気に創作活動をしているんだよね。


BOOK〜100歳の詩人!…『まど・みちお全詩集』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20100207


現在では103歳!スゴイ!(*_*) まどさんの独特の感性と表現力。最新詩集がこの本。その中の二つを紹介するね。(^^♪



【なぜ】



なぜって

なぜいうんだろ

だからこそ 

なぜなんだろ



【あかちゃん】



なんで こんなにうれしいのか

テレビのコマーシャルにでる

一しゅんの あかちゃんが

かわいい!とこえあげさせるが

一しゅんとはいえ なんどかみてると 

なじんできて きやすいはずなのに

どうも まぶしい!

とおもって ハットきがついた

だっこされてるんだ かみさまに!

あかちゃんは どんなあかちゃんでも

なんのあかちゃんでも

ママにだっこされてても そのまま

かみさまに だっこされてるんだ!

どうながめても としよりとは

せいはんたいのあかちゃんだが

だからこそ としよりのわたしに

はっきりとわかって

あんなにかわいくてまぶしいのだ



なぜ書名が「逃げの一手」なのか? まどさんは語る。


「山川草木、すべての中には、いのちがあります。その中の、人間は一匹に過ぎないんです。私はこの中で「逃げの一手」を貫いてきたことになると思うんです。詩の中に逃げること、臆病な自分から逃げるということでもあります。むしろ、大胆とも言えるかもしれません。逃げることによって、逆に生まれることにもなります。「逃げの一手」でここまで来たことに間違いはありません。それが私の生き方だったと思います」


今は病気で療養中だとのこと。もっともっと長生きして欲しいです。おすすめです。(^_^)


まど・みちお 100の世界
http://www.mado-michio.com/