- 作者: 佐々木マキ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1977/04/01
- メディア: 大型本
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日本にはもう絶滅したと思われていたおおかみが、実は一匹だけいたのだ!ひとりぼっちのおおかみは、仲間を求めて、ぶたの町、うさぎの町、とさまよいますが、どこへ行っても仲間はいません……。
毎日、毎日うろつく。だがおおかみの仲間はいない。
淋しい。仲間が欲しい…でも、うさぎなんかごめんだ。
おれに似た子はいないかな。
みんな なかまが いるから いいな すごく にぎやかで たのしそうだ
でもおおかみの仲間はいない。
…そして出た結論。
おれに 似た子は いないんだ
やっぱり おれは おおかみだもんな おおかみとして いきるしかないよ…。
いろんなテーマが隠れている。孤独とは何か?仲間とは何か?個性と妥協、現実を受け止めること。そして生物種の絶滅…。
やっぱり自分は自分。自分と一生涯生きていくしかないと境地に立ったときおおかみは…。
子どもから大人まで楽しめる。考えさせる絵本だ。オススメです。(^。^)