「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『夢創力 人間「谷村新司」から何を学ぶのか』

夢創力。―人間「谷村新司」から何を学ぶのか

夢創力。―人間「谷村新司」から何を学ぶのか

東京オリンピックの1964年(昭和39年)生まれの私の青春時代を駆け抜けたグループ、アリス。(^^♪


思い浮かべるだけでも、「走っておいで恋人よ」 「明日への讃歌」 「 愛の光」 「青春時代」「今はもうだれも」 「帰らざる日々」 「遠くで汽笛を聞きながら」 「さらば青春の時」 「冬の稲妻」 「涙の誓い」 「ジョニーの子守唄」 「チャンピオン」 「夢去りし街角」「秋止符」 「狂った果実」…などヒット曲は数知れず。


そのリーダーである谷村新司が、これまでの人生を振り返り、自分を支え、培われてきた人間論・成長論・教育論から生まれた、「49の珠玉のメッセージ」コンテンツ。


さまざまな苦難に会おうとも、素晴しい仲間たちとの出会いが、乗り越える力を与えてくれた。夢を想うだけではなく自ら創り上げていくもの、「谷村新司」流 「夢創力」を熱く綴る。青春の時期、そして今、著者「谷村新司」が人、夢、愛を読者に伝える待望の一冊。そのエッセンスを紹介しよう。


・歌を伝えるという目的の為に何が必要であるかを、私は考えていた。確信や根拠のない見通しは、人を間違った方向へ導き、道を閉ざす結果となってしまう。だが、裏付けのある正しい先見性は、時代をリードしていく力になる。

堀内孝雄の説得力を持ったヴォーカル
ヴォーカルの力をフルに引き出す矢沢透のリズム
バンドの舵を取る私の声と創造力


更に、縁の下をっさえる細川健らの陰の力も含めて、どれ一つ欠けてもアリスという「革命児」は間違いなく生まれていなかった。

1972年にデビューして、アリスは多い年で年間300ステージ、平均でも年間250ステージほどもライブを続けて来たから、あらゆるシチュエーションを体験している。毎回毎回、衝撃の連続だった。そうした経験は、好きなことに打ち込んでいるからこそ味わえるもの。やり甲斐を求めずに楽をする人生ほどつまらないものはない。楽をするのと楽しむのとでは
喜びの意味と大きさがまるで違うと思う。どこへでも出向いて仕事をしたお陰で。私たちは度胸が付き、怖気づいたり尻込みしたりすることは一切なくなった。どんな場所でも、お客様がどれほどの人数であろうとも、自分たちの音楽を聴きに来て下さる人がいるという喜びでいっぱいだったのだ。

・人は上手い歌を聴きたいのだろうか。おそらく誰もそうではない。上手な歌を聴きたいのではなく、自分に響く歌を聴きたいのだ。有名な歌手が歌う歌よりお母さんが歌ってくれる子守唄のほうが心に響く。それが歌の原点である。


いいなあ…。私もミュージシャンとして心に響く歌を歌っていきたい!…笑わせる歌ばかりではなくて…。(^。^)