「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『あのね 子どものつぶやき』(朝日新聞出版編)

あのね 子どものつぶやき (朝日文庫)

あのね 子どものつぶやき (朝日文庫)


東日本大震災、心よりお見舞い申し上げます。ご不明の方々のご無事を心よりお祈り申し上げます。


昨日に続いて、子どもに関しての本。(^^♪ 子どもってすごいよね。今から思うと、私が小さい頃は、両親は経済的にも精神的にも大変だったのだろうが、我々男三人兄弟は、けっこう楽しかったのだ。見るモノはすべて新しい発見だったし、好奇心旺盛にいろんな遊びを創りだしていくよね。


さて、『朝日新聞』くらし面に掲載してる人気のコラム。幼い子どもたちの目に世界はどう映っているのだろう、子どもたちの小さな胸のうちをのぞいてみよう。親たちの耳元でささやかれた「あのね」を紹介。笑えるし、新しい発見がある。その代表的なものを紹介しよう。



・台所で砂糖をなめた。「おかあさん 砂糖って なにもつけなくて甘いね」 (6歳)


・スキーの特訓。父「スキーをハの字にして」 「ひらがなの?カタカナの?」 (6歳)


・お友だちの風船が空へ。 母「かわいそうねえ」 「でも雲はよろこぶね」 (4歳)


・ぬかみそにナスとキュウリを漬け込んでいる祖母を見て、「どうして かくすの?」 (4歳)


・青空に昼の月を見つけて、「お月さん 帰るの わすれちゃったんだね」 (2歳)


・父の転勤で他県へ引っ越した。布団の中でこっそりと、「おとうさん 会社で 新しいともだち できた?」 (5歳)


・サイダーをコップに注いだ。耳を近づけて、「夏の音が するよ」 (5歳)


・きつねうどんを注文。出てきた丼に入った大きな油揚げを見て、「これ きつねの皮?」 (5歳)


・おまわりさんが大好き。あっちこっちの交番を見て、「おまわりさん家(ち)って ちいさいね」 (4歳)


・ビターチョコを食べたお兄ちゃんが「大人の味がする」 「大人を食べたことあるの?」 (8歳)


・おじいちゃんがヘアスプレーするのを見て、「頭に虫いるの?」 (3歳)


・結婚前の両親の写真を見て、「若すぎる これいつの? 江戸時代の?」 (6歳)


・ハワイで挙式をした両親の写真を見て、「パパとママは ハワイで結婚したのに 私はなんで 外国人じゃないんだろう?」 (5歳)


・羽アリが歩いているのを見て。父「このアリ、羽が生えているね」 「アリの天使だね」


・オリンピックで金メダルに歯を立てているメダリストを見て、「金メダルだけは 食べられるんだね いいねー」 (6歳)


・「昔ってさぁ 色が なかったんだよね」 父母の子どものころの白黒写真を見て そう思いこんだらしい。 (6歳)


・ウンチをしたとき、一緒におならが出た。「あ ウンチの声がした」 (2歳)


岩手県から上京した大叔母に「おばあちゃんはいくつなの?」 「83歳よ」 「すごーい じゃあ 何年生?」 (4歳)


・風が強いと 「風やめて〜」 まぶしいと 「太陽やめて〜」 (3歳)


・博物館で刀剣の展示を見た。 「昔のホウチョウってこんなだったの」 (4歳)


・選挙の車から 「ご声援ありがとうございます」と連呼する声。 「いいね〜 あの人たち 五千円もらったんだ」 (8歳)


・テレビのニュースで相撲の取り組みを見た。「いいね きれいな色の おむつして」 (2歳)


・布団乾燥機でふわふわになった布団に寝ころび、「あー あったかい ご飯の上の梅干しの気持ちがわかるよ」 (8歳)


・漢字を見て、「お嫁さんは女へんなのに お婿さんは男へんじゃないの?」 (10歳)


・大きくふくらんだカーテンにしがみついて、「風 つかまえた!」 (4歳)



早く、地震がおさまりますように。27000名を超える死者・安否不明者の方々並びにご家族の皆様、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。多くの被災者の方が一日でも早く元の生活に戻りますように。