この本は、主人公の『僕』とおじいちゃんの二人の物語なのだが…感動!…泣ける…。(ToT) 絵本だから子供向きなのだろうけど、大人にも読んで欲しいなあ…奥が深いよ〜…。ネタバレになるかも知れないけど、そのエッセンスを紹介しよう。(^◇^)
おじいちゃんが今よりずっと元気だったころ、僕とおじいちゃんは毎日のようにお散歩を楽しんでいました。
家の近くをのんびり歩くだけの散歩でしたが、遠くの海や山を冒険するような楽しさに溢れていました。僕の世界はどんどんひろがり、新しい発見や楽しい出会いがありました。
でも一方で、困ったことや怖いことにも出会うようになり、なんだかこのまま大きくなれそうにないと、思えるときもありました。そのたびにおじいちゃんは僕の手を握り、
「だいじょうぶ だいじょうぶ。」
とおまじないのようにつぶやくのでした。
それは、この世の中、そんなに悪いことばかりじゃないってことでした。
「だいじょうぶ だいじょうぶ。」
僕とおじいちゃんは、何度そのことばを繰り返したことでしょう。
僕はずいぶん大きくなりました。おじいちゃんは、ずいぶん年をとりました。
だから今度は僕の番です。
おじいちゃんの手を握り、何度でも何度でも繰り返します。
「だいじょうぶ だいじょうぶ。」
だいじょうぶだよ。おじいちゃん。
『僕』の成長の過程と、人生の悲喜交々そして、特にラストの病院のシーンが泣ける…。(T_T)
家族で読んで欲しいなあ…。(>_<)