「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜魔法のおまじない!?…『だいじょうぶ だいじょうぶ

私の父方の祖父・信栄おじいさんは、私が3歳の時に亡くなったのでほとんど記憶にないが、母方の祖父・徳太郎おじいさんには子供の頃、新潟に帰るたびにいっしょにクワガタやカブトムシを採りに行ったりしてとても可愛がってもらった記憶がある。


この本は、主人公の『僕』とおじいちゃんの二人の物語なのだが…感動!…泣ける…。(ToT) 絵本だから子供向きなのだろうけど、大人にも読んで欲しいなあ…奥が深いよ〜…。ネタバレになるかも知れないけど、そのエッセンスを紹介しよう。(^◇^)


おじいちゃんが今よりずっと元気だったころ、僕とおじいちゃんは毎日のようにお散歩を楽しんでいました。
家の近くをのんびり歩くだけの散歩でしたが、遠くの海や山を冒険するような楽しさに溢れていました。僕の世界はどんどんひろがり、新しい発見や楽しい出会いがありました。
でも一方で、困ったことや怖いことにも出会うようになり、なんだかこのまま大きくなれそうにないと、思えるときもありました。そのたびにおじいちゃんは僕の手を握り、


「だいじょうぶ だいじょうぶ。」


とおまじないのようにつぶやくのでした。
それは、この世の中、そんなに悪いことばかりじゃないってことでした。


「だいじょうぶ だいじょうぶ。」


僕とおじいちゃんは、何度そのことばを繰り返したことでしょう。

僕はずいぶん大きくなりました。おじいちゃんは、ずいぶん年をとりました。
だから今度は僕の番です。

おじいちゃんの手を握り、何度でも何度でも繰り返します。


「だいじょうぶ だいじょうぶ。」 


だいじょうぶだよ。おじいちゃん。


『僕』の成長の過程と、人生の悲喜交々そして、特にラストの病院のシーンが泣ける…。(T_T) 
家族で読んで欲しいなあ…。(>_<)