「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ちあきなおみ 喝采、蘇る」(石田伸也)

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ちあきなおみ喝采。名曲だよね〜。子どものころ「黒い縁取り」の意味がわからなかった。(笑)わかったときに、さらにこの歌のすごさが伝わったよね!

 

「72年のレコード対象受賞曲喝采で知られる歌手・ちあきなおみ。最愛の夫である俳優・郷鍈治が亡くなった92年、表舞台から消え去ってから早くも15年。いまや「伝説の歌姫」と賛美され続ける彼女は、その後どうしているのか。実質上の「引退」以降のちあきを追い続ける迫真のルポルタージュ年端もいかぬわずか5歳で踏んだ初ステージ、地方巡業の下積み時代、歌謡界のスターダムにのし上がってからの明と暗、夫・郷との蜜月と永遠の別れなどの過去を、ちあきと縁の深い著名人んらの新証言によって明らかになる」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
ちあきなおみという歌い手の15年を超える「沈黙」が、日本の芸能史においても極めて稀有な空白である国民葬のような形で見送られた美空ひばりとも、白いマイクを置いて敢然と引退した山口百恵とも違い、かの歌姫は別れも告げずに忽然と消えてしまったのだから。都はるみ森昌子も、やがては「歌うべき場所」に戻ってきたが、いまだちあきには復帰の気配する見えてこない。それは1992年9月11日、夫郷鍈治が肺ガンより帰らぬ人となった日を境に始まる。夫の死に際して1枚のコメントをマスコミ各社に送付したきり、ちあきはいっさいの公式の場から、姿、声はもちろん、文字すら発信することはなくなったのだ。正式な引退を表明したわけではない。だが、文字通り「不世出」となってしまった歌姫は、いつしか人々の記憶からも忘れされていく。歌うことからかたくなに拒み歌い手に未練などない……。時間と人間の記憶とは残酷なものだ。
 
ちあきなおみが聴きたい。
 ちあきなおみが足りない。
 
人々の声にならぬ熱い想いは、まるで天岩戸の前で天照を待つ群紙のようでもあった。
ちあきなおみはなぜ歌わないのだろうか。最愛という紋切り型の言葉では片付けられない関係にあった夫を亡くした。確かにちあきには重い理由である。だがそれでも、この国で比類のない歌唱力を封印してしまうことは、歌い手の性や業のようなものを思えば容易には納得できない。歌わないのか、歌えないのかーそんな還らぬ理由を探し、本書は旅を始める。
 
 

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ちあきなおみの歌には、卓越した表現力や唯一無二の声質だけでなく、生きてきた日々がすべて内包され、それがまた魅力となっている悲しみは濾過され、喜びは増幅され、あるいは逆の形もあったかもしれないが、歌声の奥底には人生が投影されている。
 
ちあきなおみ(本名瀬川三恵子 1947年9月17日 001-919,001)米軍キャンプ回り。ちあきなおみの芸名の由来」
 
「伝わりますか」(飛鳥涼)「紅とんぼ」(船村徹)「夜へ急ぐ人」(友川かずき)「」星影の小径」「黄昏のビギン」「さとうきび畑甲斐よしひろ杉本眞人のコメントがスゴいっ!

 

You Tubeで聴いていると、やっぱいいいよね〜!スゴいよね〜!♪ 復活してもらいたいよね。オススメです。(・∀・)

 

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