「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ショージ君の満腹カタログ」(東海林さだお)

 


ショージ君の満腹カタログ (文春文庫 (177‐10))


毎日の仕事が終わるとやっぱりビールを飲んで美味しい料理を食べたくなるよね。そう!このために一日頑張ってきたんだあ!と感じるよね。じゃあ仕事の前は?やっぱり東海林さだお氏の本でしょう!(笑)(・∀・)


「ナワのれんで上役下役のドラマをジーッと観察し、焼芋屋さんの人生にグーッと感動し、アベックを見かけるとカーッと興奮し、鰻を食べに埼玉へ。全くワケが分らない」そのエッセンスを紹介しよう。


小料理屋というところはヘンなところですな。小料理とはいったいなんであるか。「小」と称して謙遜しているかと思うとそうではない。小料理という店があるなら大料理という店があってもおかしくない。おかしくないが、ない


ビールはどんな場所で飲むのが一番おいしいか。いろんな人に意見を求めてみた。要約すると「汗」「乗物」「風」の3つが、ビールには大切だということがわかる。


野球の「ゴロ」とは何語であろうか。フライのほうは、ちゃんと飛球という日本語があるがゴロにはなぜかそれに相当する日本語が
ない。ゴロゴロころがるからゴロというのだろうか


・人それぞれに違うだろうが、ご馳走とはなんだろうか。「わたしはウニャニ」「え?」「ウニャニ」口からヨダレがたれんばかりにあっていて鰻がウニャニになってしまっているのだ。


・このころのスポーツ紙は、読者をして興奮させずにおかない活気がある。「王、伊豆で指導」「堀内、身延山で呼応!」ぼくとて西荻で呼応!」と呼応したくなるのも無理からぬところなのである。


久しぶりに終電車に乗った終電車といっても、そんじょそこらの終電車ではなく、終電車のエリート、中央線の終電車に乗ったのである。しかも始発の東京駅から。中央線をサンマに例えると、東京駅はサンマの頭に該当する。そうなると尻っぽは終点の高尾ということになる。終始一貫という言葉もある。このさい、ところんつきあってやろうじゃないか、と思った。


その他、「最近ナワのれん考」「桜咲イタ咲イタ」「プロ野球は面白いか?」「雨天決行ぶどう狩り」「焼芋おじさんかく語りき」「鰻を食べに埼玉へ=小島屋」「伊豆にて自主トレ」「泣き笑い終電車」「おにぎり連休いざ公園」など。


あ〜〜!心も胸も満腹になりました〜!疲れた時にはこの一冊っ!オススメです。(・∀・)


 


ショージ君の満腹カタログ (文春文庫 (177‐10))