ラーメン好きの私のナンバーワンラーメンは、「ラーメン二郎 京急川崎店」だ。店主の村松さんの誠実さ、味、ボリューム、接客。全てがイチバンなのだ。(・∀・)
さて、東京都内を中心に38店舗展開し、熱狂的なファンを増やし続ける「ラーメン二郎」。そして更に増え続ける「二郎インスパイア系」のお店。麺通として知られる若手芸人が、食べ物の範疇を超えた二郎の魅力、そこから得た人生哲学を熱く語る。そのエッセンスを紹介しよう。
・NO JIRO、NO LIFE。芸歴10年、そして二郎歴は16年。はじめは、二郎とは浅く付き合っていましたが、あるときを境にその独特なおいしさ、いっぱいの奥深さに気づいてからは、取り憑かれたように二郎にのめり込んでいったのです。そもそも「二郎とは何か」を僕はまだ知りません。僕の頭のなかに浮かんだキーワードは「ショック」でした。山のように盛られた野菜、角煮のような塊の豚肉と独特の味わい。塩気と脂分の濃い味付け、食べきれないほどの量からは、食事という範疇を超えたカルチャーショック「二郎ショック」という洗礼を受けているのです。
・二郎のラーメンからは、自分のありのままを表現するという、開き直りの強さを感じるのです。「自分にはこれしかないんだ!」という強い信念のもと、自分の役割をまっとうするひたむきな姿勢を強く感じるのです。断言します。人生で大切なことは、ラーメン二郎が教えてくれるのです。
・一杯の原価率が非常に高く40%を超えてしまっている店舗がざらにあります。もっともコストがかかっていると言われているのが、生肉を惜しげもなく投入することによって生まれるスープです。あの濃厚なスープこそが、二郎の生命線と呼ぶことができ、また一歩間違えれば赤字に転落してしまう危険性をはらんだ、良くも悪くも鍵となっている要素なのです。二郎はあくまで利益率を無視した孤高の戦いを続けているのです。あのスープは、この不景気まっただ中において奇跡のようなもの。身体のことを考えて二郎のスープを残す際は、二郎への申し訳なさを、心のどこかに置いておきましょう。
・二郎を名乗る以上、いくつかの規則はあります。一つは、営業時は常に店主が厨房に立っていなければならないこと。そして次の「社訓」です。
1 清く正しく美しく、散歩に読書にニコニコ貯金、週末は釣り、ゴルフ、写経
2 世のため人のため社会のため
3 Love & Peace & Togetherness
4 ごめんなさい、ひとこと言えるその勇気
5 味の乱れは心の乱れ、心の乱れは家庭の乱れ、家庭の乱れは社会の乱れ、社会の乱れは国の乱れ、国の乱れは宇宙の乱れ
6 ニンニク入れますか?
・実は二郎には、厳密なレシピというものは存在しません。マニュアルが存在しないからこそ、お弟子さんたちには、自問自答しながら自分だけの二郎を築き上げていく。だからこそ、店主それぞれの情熱、哲学、センスが一杯に凝縮されて、二郎グループの自由で特殊なカラーが生まれていくのだと、僕は思います。
・二郎はたとえるなら、巨大迷路。野菜をかき分けてスープの海を泳ぎ、自ら攻略法を考え食べ進んでいく。ときには迷いながら、額に汗を流しながら、苦痛に耐えながら……。二郎には一人ひとりに自分だけの動機があります。だからこそ、ゴールしたときには自分だけの喜びを勝ち取ることができるのです。そこから得られる達成感は、決して他では得られない、「自分だけの達成感」。「二郎を食べる」ということは「今を生きる」ということなのです。
・AKB48よりも先にRJR38はありました。各店主の個性も二郎の魅力の一つ。38店舗あれば、38通りの店主がいて、二郎ファンはそれぞれの胸に「推し店主」を持っているのです。
・二郎を食べるために普段は夜は炭水化物を食べないようにしていますし、もし夜に二郎を食べることがあれば次の日の食事は極限まで節制をする。そういう風に二郎は食生活の基準になってくれるのです。その結果、僕は二郎に通い始めてから、5キロのダイエットに成功しました。好きな異性のために痩せたいと思えるように、恋は自分の限界を超えさせてくれる最大のモチベーションになります。そういう意味では、僕は二郎に恋をしているのだと思います。
ああ…しばらく「二郎」してないなあ!恋しいなあ!二郎大好きな方はもちろん、未経験者にもオススメです。(・∀・)!